中性脂肪が高い傾向がこの数年続いているのが私だ。
その原因、いろいろ考えているのだが、私の場合どうやらストレスが大きなウェイトを占めているらしい。
なぜ中性脂肪が高い原因にストレスがあるのか？
ちょっと細かくなるが巡り巡ってストレスの大きさが中性脂肪の数値に影響するというのは確かにあるようだ。
ストレスだらけの生活だというのは私の場合認めるしかないのだが、じゃあ他の原因も含めてどうすればこの数値を下げることが出来るのか？
それを明らかにしていこう。
ストレスが増えるとなぜ中性脂肪が増えるのか
中性脂肪というのはご存じの方も多いと思うが、この数値が高いことで動脈硬化の原因となる。
動脈硬化は万病の元とも言われ、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病や高血圧などの成人病の温床となってしまう。
ストレスが高くなることで交感神経のバランスが崩れるのだが、その結果心拍数が上がるし血糖値も上がってくる。
そして血行が落ち、消化器系の臓器の働きも鈍くなってくる。
実は私の場合、これが一番きつい。
血行が落ちることで冷えが変にきつくなってくるし、ストレスが大きくなると必ずお腹がゴロゴロしてしまうのだ。
そして同時にステロイドホルモン（コルチゾール）というホルモンの一種の分泌が上がってくる。
この結果、血糖値が上がり、中性脂肪の数値が上がってしまうのだ。
ちょっと難しいかも知れないが、なるべく医学的に専門的な解説を極力省いているのではしょり過ぎな部分もあるかも知れない。
だが、中性脂肪とストレスの関連性についてはそれでもお分かり頂けたかと思う。
私の中性脂肪の数値は300超え！
私も血行スイーツが好きで、仕事の合間にちょいちょい食べていたクチだが、それでもこの頃確かに健康状態について深刻に感じ始めている。
ちょっと前まではそこそこジムに行って運動してみたり、外を出歩いてストレス解消していたのだが、今フリーになって以降、そういう時間が無くなってきた。
というより、そういう時間があるならば仕事にあててしまう、という日が続くことが多かった。
じつはこれがストレスを高くする一番の原因となってしまっているようだ。
ムラのある食生活と睡眠時間の確保が出来にくい、そして不規則な仕事時間。
ひどい時には夜中に心配になって起き出して、パソコンに向かったりすることもあったりする。
クリエイト系の仕事をしている成果やっぱり不規則になりがちで、仕方ないかな、と思っていたのだが、それでも健康面で相当深刻な問題だと言うことを定期検診の個別相談で言われてしまった。
乳がんなどもそろそろ対岸の火事ではない。
私の年齢はそういう曲がり角なのだ。
そうした生活を2，3年間を続けていたところ、先頃受けた定期検診の血液検査でも中性脂肪の数値がやっぱり前年度よりもまた高い。
はっきり言って、1，2年前から300を超えてしまい、ついに今年はもう少しで350に届くような勢いだ。
ストレスを低くして中性脂肪を下げたいと思ったらこの3つ！
まず高い中性脂肪の原因、そういうわけで私の場合、よく考えてみると数値を高くする行動や生活ばっかりしているのではないか？
そんな風に悟ってしまったのだが、だからといって今すぐそういう生活をやめられるものではない。
なので他の原因とともに一番中性脂肪を高くする原因であるストレスを解消していくにはどうしたらよいか、ということを考えた結果「これしかない！」というものを3つ取り上げてみた。
誰でも出来るし、すぐにでも出来る方法なのでぜひ他の人にもお勧めだ。
一つは食生活。
喫煙とともにまずアルコールを避けること。
そして肉食も出来る限り避けて、青魚を食べるようにする。
サバやサンマ、ブリなどの青魚には中性脂肪を低くするDHAが豊富で、実際これだけを一定量毎日とり続けていた結果、元々500くらいの数値があった中性脂肪が2，3ヶ月後には基準値の100前後に回復した人さえいるという。
肉食がなぜいけないか、というと日本人の体質が肉食には向いていないと言われるためだ。
肉食は元々欧米人の習慣だが、長い間穀物や野菜などを常食にしていた日本人は、その線維を消化するために小腸が欧米人よりもずっと長いと言われている。
そういう私たちが、肉食を続けると、長い小腸の中で食べた肉類が発酵したり腐敗し、体に悪影響を与えてしまうのだ。
免疫機能の大半は大腸や小腸が受け持っているのだが、この臓器が機能低下してしまうとアレルギーや花粉症、ひいてはがんにかかる可能性も大きくなってくると言われているし、血行や代謝も悪くなって肌トラブルにも陥るとも言う。
そしてストレスの蓄積を出来るだけ避けること。
そのためには規則正しい生活を維持するようにして就寝起床時間を一定に保ち、食事の時間や量もきちんと管理することだろう。
さらにこれとリンクするが運動も大切だ。
運動することによってストレスは大幅に改善するし、健康増進にもつながる。
私はこのストレス改善と健康維持のため、ぜひ行って欲しい運動としてウォーキングを多くの人にお勧めしている。
ウォーキングは有酸素運動で心肺機能も上昇し、また悪い姿勢になることを防いでくれる。
そして自身のペースで出来るのできつい運動ではないし、脂肪燃焼もできるのでダイエットにも最適だ。
毎日30分、私も天気の良い日にはウォーキングしているのだが、食事制限とともにそのせいなのかこの頃はぽっこり膨らんでいた下腹部が幾分スマートになってきてくれている。
中性脂肪が高い原因は、ストレスが根源的な原因ではあると思うし、その結果として出てくる行為が喫煙だったり過食、暴飲や運動不足ひいては不規則な生活とも思う。
だが私の場合、いつの間にか主客転倒し、そういう生活のために交感神経のバランスが崩れてストレスが溜まる、という悪循環になっているような気もする。
もしかしたら多くの方達、中性脂肪が高いことで悩んでいる女性達の中にはそんな風に、他の原因とストレスが変に密着した関係になっている人も多いだろう。
だが自発的にそういう習慣をやめてウォーキングなど簡単な運動を日常的な習慣とすることで解消できるのではないだろうか。
少なくとも私の場合、以上の知識は友人女性から聞いたことだが、どれもご覧の通りすぐに実行できるものばかりだと思う。
ぜひご自身の健康作りに取り入れていただきたい。
遠藤朱夏（えんどう あやか）
