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風邪をひいて寝過ぎたら腰痛になることも!そういう時にすべきこととは

風邪をこじらせて週末自宅で寝ていたら腰痛になったという友人がいる。
聞いたところ、風邪を追っ払おうとしてお昼にたっぷりご飯を食べた後、昼の2時から6時くらいまでスヤスヤ寝ていたらしい。

その熟睡のおかげでか、風邪はよくなったらしいのだが、妙に腰痛がする。
腰が痛くて痛くて、なんだかぎっくり腰じゃないのかとも疑ったそうだ。

寝過ぎは体によくはないということをよく耳にするが、でもまさか腰痛までなるものだろうか、と思ったらやっぱりなるそうだ。
実は私も経験があるし、医療の専門家に聞いてもそうだという。

ちょっと意外で信じられないのだが、寝過ぎて腰痛になるのを回避するにはどうすればよいのか、ご紹介していこう。

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風邪も寝過ぎも腰痛の元

はっきり言って、風邪を引いても腰痛を訴える場合がある。
そして風邪でなくても、寝過ぎたりして腰痛を引き起こすことだってあるのだ。

まず風邪を引いた時には、体の節々が痛くなるという症状をよく経験するが、実は腰痛はこの痛みのうちのひとつなのだ。

風邪を引くと免疫機能がフル活動してウィルスを撃退するために発熱する場合がある。
このとき、発熱によって体が温まると普段よりも血液循環が増大する。

その結果、特に血流の集中する関節や腰、そして頭などに負担がかかって痛くなってしまうのだ。

また、同時に白血球もウィルスを撃退しようとしてサイトカインというタンパク質の一種を分泌することになるが、これが出過ぎると内蔵機能を阻害してしまうことから、プロスタグランジン(正確にはプロスタグランジンE2)という物質を分泌して、サイトカインを抑制する側に回るのだ。

ところがこのプロスタグランジンという物質、ご存じの方がいるかもしれないが、この過剰分泌が起こると生理痛がひどくなったり、吐き気とか腰痛、頭痛が引き起こされてしまのだ。

つまり風邪の時の腰痛は、免疫機能の活躍、そしてプロスタグランジンという2つの原因によるものだ。

そしてこの風邪による原因とともに、寝過ぎの場合二はさらに多くの原因が加わったり考えられたりするのだ。
そんな原因を、下に3つほど挙げておこう。

運動不足
一番やりがちなのがたぶんこれだ。
オフィスワークなどで仕事が押している時、出歩くことすらままならなくなる場合もある。

寝返りを打たない(ほどに疲労・ストレスがたまり、過度に熟睡)
そういう仕事関係を中心にストレスがたまって蚊心身ともに疲れ切ってしまうと、本来健康的な睡眠には必須の寝返りすら打たず、体が全く動かない睡眠状態になる。
これが腰痛を引き起こすのだ。 

枕や寝具が自分の体に合わない
これもよくあるケース。寒い冬などつい布団を多めにかぶって寝たりする結果、必要以上に体が圧迫され、結果として背骨のS字に負担がかかったりする可能性もある。

また、枕が高すぎたりすると首や肩周りの筋肉に負担がかかるし、寝ている姿勢が猫背になってしまうので、結果的に悪い姿勢で寝ていることとなる。

腰痛の治し方-風邪が原因は医者に、それ以外は運動を

そんなわけで、風邪を引いている時の腰痛の原因は風邪本来からくるものと、それ以外のものとに別れる。

なので、風邪を引いて腰痛が起こったらまず先に病院などの医療施設で適切な薬の処方や治療を受けるとよいだろう。

だがこれと重なって寝過ぎによる腰痛があるようだったら、風邪が治ってからでよいので、運動不足を解消する方法を自分なりに見つけることをぜひおすすめする。

私が一番おすすめしたい運動はなんと言ってもウォーキング。
誰でも手軽に出来るし、歩くことで足腰や姿勢、猫背などのバランスも整えられるはずだ。

毎日30分ほど歩くことで代謝機能も改善するし、免疫機能や血行もよくなって美肌にもなれる。

風邪を引いている時でもそれなりに汗対策をすることで出来るし、何より日光を一定時間受け手紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収も助けてくれたりセロトニンという精神安定のホルモンも分泌されるのだ。
backpain
風邪もそうだと個人的には思うのだが、寝過ぎも悪い姿勢を維持する結果となる。

悪い姿勢で過ごすと、体の中で一番負担となるのは骨格的にはやっぱり腰回りではないだろうか。

なので風邪を引いて妙に腰が痛い、という方は、風邪が治った後でよいので、運動不足かどうかをぜひセルフチェックしていただきたい。

遠藤朱夏(えんどう あやか)

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