woovivid

ノロウイルスの予防は加熱!でも牡蠣(かき)だけ気をつけていれば大丈夫じゃなかった!

ノロウイルスが今年も相当に蔓延する見込みだ。
一番心配されるのは、ノロウイルスと聞けば真っ先に思い浮かぶ牡蠣(かき)。

何しろ元々人間による排泄物がウイルスを含んだまま海水に流され、それを食べるプランクトンを介してかきの体内に入り、それが濃縮されてしまうことになるからだ。

だからしっかり予防するとすれば、結局食べる時にはこれを加熱料理するしかない。
でも、実のところかきと加熱だけでは追いつかないケースがある。
信じられないが、現に今年はすでにかきが原因ではない感染が報告されている。

そういうケース、どうしたら予防がきちんとできるのか、どんな経路で感染するというのか?
それを追い、さらに予防法を探ってみたい。

スポンサードリンク

牡蠣(かき)の加熱は予防の基本だが、それ以外にも感染経路が

ノロウイルスというと真っ先に牡蠣(かき)が悪者にされてしまう。
そのためもあってか、仙台などこの季節、かき水揚量の多い地域ではすでに出荷規制をかけているところも出てきている。

感染を予防する手段としてかきに潜むノロウイルスを死滅させるには加熱処理。
生がきではなく、摂氏85度異常の高熱で最低1分半、かきを熱することで予防できると言われている。

だが実のところ、今年に入ってノロウイルスに感染するケースとして餅つき大会がよくニュースになっているのをご存じだろうか。
基本的に生がきとは何の関係もない餅つき大会などで、お餅を食べただけでノロに感染する、という事態が発生しているのだ。

これは特にお餅という食べ物の性質によると考えられる。
普通お餅は、つくる時は多く人の手を借りてつくるし、そしてできあがったら同じく複数の人の手に渡って最終的に口に入る食べ物だ。

だからそのうちの一人でもノロウイルスに感染していれば、居合わせた人たちはみんな感染する恐れがあるし、実際そういうことが原因で餅つき大会のような場から感染者が出てしまったといえるはずだ。

お餅を作る時はもちろん餅米を高熱でふかしてつくる。
このときにはもちろんウイルスなどは含まれていないかも知れないが、でき上がった後でウイルス感染者の手から手に渡ってしまえばやっぱり感染経路となってしまう。

加熱した後でウイルスが食べ物に付いてしまえば、やっぱり危険は同じこととなる。

かきを含めたノロウイルス予防法3つ!

ここから見えてくるノロウイルスの予防法。
一つ目には、かきも含めてもちろんアサリなども生食、または生食同然の中途半端な加熱調理は控えることがまず挙げられるけれど、お餅のように人が素手で扱う食べ物にはさらに注意が必要だ。

二つ目として、なるだけ素手で触らず、使い捨て手袋などをつけて食べたり人に渡すような配慮も必要だし、また同じような食べ物の出し方をしている料理店なども注意した方がよいだろう。

三つ目には、一番確実な予防方法として、そういう食べ物を口にしないことになる。
それでも食べたいというのであれば、上の2つをまず徹底すること。

そして特にかきについては、十分信頼できる生産者によるものに限定することが大切だ。
間違っても冷凍保存したかきを生食しないこと。
ノロウイルスは低温に強く、冷凍しただけでは死滅しない。

スポンサードリンク

冬場はノロウイルスが蔓延しやすい環境になっている?

ここで気がつかれる方も多いかも知れないが、ノロウイルスの感染による胃腸炎が冬場に蔓延するのは決まって冬になる。

だがウイルス自体は春夏秋冬を問わずどんな季節でもちゃんと存在しているのだ。
それが冬場になると急激に感染者が増えてしまう。
なぜかと言えば、意外と冬場は手づかみで食べ物を食べることが多くなる季節だ、ということが言えるためだと思う。

上のお餅でもそうだが、他にもこたつに入りながらミカンを食べるのはいわば冬の風物詩。
普通ミカンなどは手づかみで食べるし、またこの季節に良く仲間や仕事先の飲み会で食べる機会の多い鍋物。

鍋物など、複数の人が同じ鍋の食べ物へ箸をつつく。
その中に一人でも感染者がいたりすれば居合わせた全員が最悪の場合ノロに感染することになる。

そして後は冬という季節の特殊性。
これがあるだろう。

手で触れたお餅は危険!

夏場のような暑苦しくて不衛生になりやすい、と感じられる季節だったらそれでも警戒する気持ちは起きやすいが、寒い冬場の乾燥した空気の中では、食べ物が傷んだりしにくい、そう考えてしまうことからついそういう警戒心も緩んでしまうこととなる。

こう考えれば、かきだけ気をつけていればよい、というのは相当危ない考え方だというのが感じられるのではないだろうか。

「自分だけは大丈夫だろう」という気持ちがこの季節わきやすい?

そういうわけで確かに加熱したかきよりも数段味は劣ってしまうけれど、安全対策が何よりだ。
とりわけ15年以降は新型のノロウイルスも発見され、これまでは子供が感染すると重い症状になるとだけ言われていたものだが、新型は大人でも重症になりやすい。

そして最後に老婆心ながらお伝えしたいのだが、どうしてもこの時期には帰省や忘年会、新年会などなど様々な年一度のイベントが目白押しで、けっこう気持ち的にも浮かれやすいものだ。

そういう雰囲気に飲まれてしまうと感染の怖さも忘れるかのように
「自分だけは大丈夫だ」
という気持ちがことさらに起きやすい。

このことについても十分ご自身で気持ちを引き締めるところは引き締める、そういう必要がある。
予防はまず心がけ、心構えからにちがいない。

遠藤朱夏(えんどう あやか)

スポンサードリンク
Return Top