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こたつ寝の危険性がとんでもない!この時期ついやってしまいがちな習慣に注意!

こたつ寝をしてしまいがちなこの時期、その危険性を知らないのは知らぬが仏。
冗談ではなく、本当に「仏」、つまり命を落としてしまうことがある。
この事実をご存じだろうか?

わたしもこたつ寝で一晩過ごしてしまったことが何度かある。
夜、ずっと入って暖まってしまった後、就寝時間だと言って詰めたい布団に入るのは何となくいやだ。

だから「ま、今日のところはいいか」、などとやってしまうのだ。
他の方たちも身に覚えがおありなのではないだろうか?

でもその危険性、ぜったい承知して置くべきこととなるし、知ってしまったらおいそれとできなくなる。

それほどにとんでもない危険性、いったいどんなことだろうか?

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こたつ寝で風邪を引くのはまだよい方?本当に死に至ることが

ちょっと前にこたつ寝の状態のまま、40代の知人が死亡しているというツィートがあった。
原因は入りっぱなしのまま寝た以外には考えられないようだ。

子供の頃は冬の夜、入ったままうとうとしてしまうことがあったし、よく親からこたつで寝ると風邪を引くから早く寝ろ、といわれてすごすご布団に入って
いた記憶があると思う。

その当時のことは考えて見ると、単に夜更かしを戒めるために叱られていたわけではなく、確かにこたつの中でうたた寝したり、長時間入っていたりすることで風邪を引いてしまうのだ。
こたつ寝
でもそれだけではなく、もっと危険性をはらんでいる。

まずこたつに入ったまま寝てしまうと、電気がついている限り体を温める一方だから、知らないうちに脱水症状を引き起こす。
この脱水症状がとんでもない物で、極端な場合、体の内部まで水分が奪われてしまうのだ。

その結果、血液中の水分も無くなってしまい、血液が濃く、どろどろの状態になってしまう。
この結果、血栓ができやすくなるし、高血圧の人は特に命の危険にさらされることとなる。

実際、このこたつ寝で亡くなった人の死因には血栓によって急性の心筋梗塞や、脳梗塞、さらには脳血栓などが引き起こされるのだ。

こうしたケース、決して極端なものとは言えないし、それに比べたら風邪などはまだ軽い方だと言えるだろう。

むくみや肌荒れ、便秘なども

また、ここまで行かなくとも同じように脱水症状から来る影響でむくみや便秘にかかりやすくなることが指摘されている。

脱水症状は単に体から水分を奪うことにとどまらず、血液の循環や血流を妨げることにもなる。
このため新陳代謝も悪くなり、けっこうの最後の行き場となる肌にもトラブルが出てくる。

だからこたつに入る毎日を続けていたら、なんだか手足の肌ががさがさしてきた、という経験のある方はいないだろうか。
私は子供の頃、確かにそんな冬の毎日だった。

また、同じ理由で足にむくみが出る人がある。
これもこたつ寝など、長時間の利用で血行が悪くなってしまうからだ。

さらに付け加えると、こたつは下半身を遠赤外線で温めるのだが、この遠赤外線も危険性がある。直接肌に当てることで肌を傷めてしまうのだ。

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こたつ寝で暖まるのに、なぜ風邪を引くのか

ちなみに、こたつで寝たりすると風邪を引く、というのは、もちろん単に親の夜更かしへの戒めにとどまるわけではない。ちゃんとした理由がある。

こたつに入っていると上半身は寒い室内の空気、下半身は温かいこたつの中、というように体の上下で体感している温度が異なることになる。

ところが人間の体は、体全体で体温調節をやるので、長時間こたつに入っているような状態が続いてしまうと体温調節ができなくなるのだ。

それがストレスとなり、上でお伝えしたような危険性の大きな脱水症状と相まって風邪を引くことになる。

不調
こたつ寝で体もだるくなる!

こたつ寝で一晩過ごしてしまうとご経験のある方はおわかりになるとおり、喉ががらがらになることも多い。
それこそ声もしわがれ声になることもある。
それだけ体から水分が奪われてしまうのだ。

そしてその間、体温調節の限界を超えて体は温められる一方となる。
こたつ寝、どれほど危険性が大きいか、だいたいおわかりになったことと思う。

暖まりすぎない、こまめに出る

ではこの危険性をどのようにかいひすればよいのだろうか?

一つにはもちろんこたつ寝をしないよう気をつけることがまず第一だが、それ以外になるべく脱水症状にならないように心がけることが大切だ。

知らないうちに脱水症状になることも多いので、水分をふんだんに補給しておくこと。
こたつと来ると定番で必ず口にするのがミカンだが、こういう危険性を回避する意味からもよい方法になる。

そしてそれ以前に、こたつの正しい使い方、というのも考えておくべきだ。
一番の大敵である脱水症状にならないようにする、という配慮を前提にすれば、

・長時間入り続けない、暖まりすぎない
・こまめに出ること

などの対策が浮かぶことだろう。

冬の風物詩のような暖房器具なのだが、その暖房器具を使いすぎて風邪を引く、というのは何とも悲しいことかもしれない。

風邪を引いてしまった、その原因はこたつ寝だった、ということにならないよう、この日本独特の古くから愛用されている暖房器具、賢く使っていただきたい。

遠藤朱夏(えんどう あやか) 

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