woovivid

ジャニーズ事務所、SMAP解散はどうでもよい、という冷めた声から匂う根深い問題とは

ジャニーズ事務所とかSMAP解散、そういう話題などもうどうでもよい、という人は多い。

そういう否定的な声は避けたいという気持ちの人も相賀も知れないが、確かにこの一年くらいはSMAP解散とか分裂などの記事で連日マスコミを騒がせていた。
その結果、ファンやジャニーズ事務所のタレントに興味のある人でも少し食傷していたと言えるかも知れない。

芸能記事には全く興味ないという人も女性にだって多いし、私の周囲にだってそういう女性はいるけれど、だが公平に言っても過熱気味になっていると言えるSMAP関連の記事やテレビの情報。
熱烈なファンもふくめて、そうでない視聴者などにとっても少し考えてみたいことがあるのではないか?

そんな視点からいろいろ考えて、今のマスコミを中心に語ってみたい。

スポンサードリンク

事務所側が所属タレントを動かす

SMAP解散に並行してグループの人気番組だったスマスマ(SMAP×SMAP)がとうとう最終回を迎えた。

だがジャニーズ事務所のトップタレントであるにもかかわらず、レギュラーだった5人のメンバーは生出演せず、過去の映像を流して回想録のような構成になっていた。
ジャニーズファンだったら過去の映像はいくらでも見たことがあるから、それこそどうでもよい内容だったと言われても仕方ないし、あの長寿番組をああいう形で幕引きするのは、おそらくファンだけでなくジャニーズ事務所側にとっても痛恨だったかも知れない。

だが大体SMAPをよく知っている人たちは理解しているかも知れないが、所属事務所の意向を越えてタレントが自由に動けることはない。
SMAP解散劇での事務所の対応もそうかも知れないし、16年1月に発覚した事務所脱退騒動などは、そういう芸能事務所と所属タレントの関係がどういうものなのか、視聴者が理解するきっかけとなった。
その意味で画期的な出来事と言えるかもしれない。
男性
彼らが本音を言えない、というのはありあり分かるし、その背後でかなり事務所側との深刻なやりとりがあったことはまちがいない。
でも良かれ悪しかれ、あくまでも契約の中で彼らは動く立場にある。

その結果として、人気長寿番組のスマスマの中であっても、そういうコントロールを失うのを避けるため、どうしても生出演できなかったのではないだろうか。

芸能界やマスコミをどう追いかけてもムダ?

ジャニーズ事務所の所属タレントにはいろいろな人やグループがいたりするが、ファンだったらそういう彼らを無限に追いかけるファイトもあるかも知れない。

だが基本的にそういう芸能界の事情に真相を求めてもムダ、というのが私の結論だ。
なかなか真相は隠されてしまうし、あわよくば文春などによって一瞬でも真実や裏の事情が明らかにされたとしても、基本的にそれを伝えるのはやっぱりマスコミになる。

ジャニーズ事務所など、大手の芸能事務所はマスコミに大きな影響力を持つと言うことは前々から言われていたことだし、そうなると事務所側がマスコミをある程度コントロールできる可能性も捨てきれない。

現に今、SMAP解散に伴ってスマスマ最終回における5人のメンバーの扱いがおかしい、という声がネット上でも多いようだ。

スポンサードリンク

 

端的に言えば、稲垣吾郎さんや草薙剛さんら二人による過去の不祥事。
これはスマスマ最終回でも回想の内容で出されていたが、逆にSMAPの中で一番大きな出来事と言っても良い木村拓哉さんと工藤静香さんとの結婚。そして二人の間にできた子供たち。

これについては完全にスルー状態になっていたようだし、それは同時にこれまでマスコミが流してきたSMAP関連の情報についての「基本姿勢」。
それとほぼ変わらない、と言ってよい。

その理由としては多くの視聴者が指摘しているようだが、16年1月の4人のメンバーによるジャニーズ事務所脱退騒動では、一人だけ事務所サイドとして残ったのが木村拓哉さんだった。
その経緯から事務所としては扱いが他の4人と異なっているのでは、といわれているし、それ以前に5人のメンバーの中で彼だけが結婚を事務所から許されてもいるという事実がある。
男性
いまだ一般の人たちには分からない奥深い事情もあるのかも知れないが、それを追いかけても普通ではたどり着くのは難しいだろう。
どうでもよい、という気持ちの裏には一般的な人たちがそういう芸能界の裏事情まで探ろうとしてもムリ、というあきらめのような達観があるにちがいない。

もちろん他にも毎日必要なほどの情報じゃない、それほどSMAPをすごいと思わない、などなど様々に理由が割れてもいる。
私自身、確かにこの一年の間はファンの方たちには申し訳ないけれど、マスコミがSMAPの情報に集中しすぎでは、とも感じたりしていた。

それでもすごい5人の国民への影響?

ただ、そういうわけでSMAP解散の報道にしろ、ジャニーズ事務所にしろ、その存在自体はこれまでの芸能人ではあり得ないほどの情報氾濫だったことは素直に認めて良いと思う。

中でも時の首相、安倍総理までがSMAP解散に対してコメントするなど、ある意味国民的な出来事にまで発展したとも言える。

興味のない人にとっては確かにどうでもよいかも知れない、ある芸能グループの解散劇かも知れなかったし、聞き飽きた、という声もファンでない私の友人や仲間の女性にも多く上がったりしている。

でも前向きに考えれば。

どうでもよいことだったかも知れないけれど、ファンを中心に世間の声をSMAPというタレントグループを通して一丸とならせたとも言えるかも知れない。
この一点では確かに特筆すべきではないだろうか?

単にマスコミの宣伝効果に乗せられた、といえばそれまでかも知れないが、それでも彼らがこれだけ大きな影響力を国民に蒔くことができた。

その一番の結果がSMAP解散を止めようとした署名活動。
これも単なるマスコミのあおりの結果なのかも知れないけれど、それでも37万に及ぶ署名を集めている。
芸能事務所やマスコミへの批判を乗り越えて、彼ら5人が私たちに与えた影響は、少なくとも記録として残るにちがいない。

遠藤朱夏(えんどう あやか)

スポンサードリンク
Return Top