松方弘樹と山本万里子はHOTELで共演も！なぜ最後まで結婚しなかったのか

松方弘樹さん（74）が死去された。
その最期を看取ったのは一人、内縁の妻と言われた山本万里子さん（44）といわれる。ドラマHOTEL（シーズン4）で主演の松方弘樹さんと共演していた女性だ。

松方弘樹さんは2度の離婚、そして他にも愛人がいることで知られていたが、山本万里子さんは最後まで結婚しないまま、事実婚を通していた人でもある。

そのいわば内縁の妻が、他の先妻やその子供たちを寄せ付けない形で、松方さんの傍らに最後まで寄り添っていた、というのもすごく数奇な運命だ。
TBSドラマHOTELでの共演が馴れ初めのきっかけか、と思ったら、そうでもないらしい。
ただ、ドラマ共演者同士がそういう関係になることは珍しくない。

そしてなぜ山本万里子さんと松方さんは最後まで結婚しなかったのだろうか？
訃報に際してあまり込み入ったことは語れないと思うけれど、出来る範囲で考えてみたい。

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山本万里子は祇園出身？松方弘樹に見込まれてHOTELに出演

まず亡くなった松方弘樹さん3のご冥福を心よりお祈りしたい。

その松方さんとと山本万里子さんとの出会いだが、ドラマHOTELが初めてではない。
確かにHOTELのシーズン4（95年4月13日－9月21日）では主演の松方弘樹さんとともにHOTELのルームメイド役で山本万里子さんが出演している場面がある。

だが山本万里子さんと松方弘樹さんとの出会いはそれよりもずっと古く、91年になる。

祇園の接待飲食店で働いていた当時26歳の山本さんを56歳の松方さんが見初めて、それ以来交際があったという関係になる。
何と30歳の年の差！

その彼女を松方さんがサポートする形で芸能界入りさせ、HOTELでの共演に至っている。

ただ、当時松方さんはすでに79年に結婚していた仁科亜季子さんと一男二女をもうけて、家庭生活を営んでいた。
だから山本万里子さんとは完全に不倫関係だった。

しかも松方さんが彼女と付き合い始めた91年5月には、当時38歳だった仁科亜季子さんが子宮がんにかかっていることが判明していた。
その後もショッキングな事実だが、後年も仁科さんはがんが再発し、14年には大腸がんなどで、今までで合計4度の手術を経験している。

こういう事実関係、すでに亡くなって故人になっているとは言え、松方弘樹さんも仁科さんの苦境をどのくらい考えていたのだろうか、と首をかしげざるを得ないところだ。

松方弘樹の女性、家庭は複雑

しかしながら松方弘樹さんの女性関係は役者人生の全般にわたるほど「絢爛豪華」となっている。

初婚で元モデルの夏子さんとは、仁科亜季子さんによる略奪婚で離婚となり、さらに仁科さんとの結婚生活中には千葉マリアさん戸の不倫騒動。
男子一人をもうけて松方さんが認知する結果となった。

そしてその後、山本万里子さんとの不倫関係へと続くのだ。
もちろん夏子さんや仁科亜季子さんとの間にも子供がいて、松方弘樹さんには合計6人の子供がいる。
だがその一人、仁科基克さんは、15年さる番組にゲスト出演した際、自分たち兄弟6人が全員そろって顔を合わせたことがない、とも語っている事が知られている。
相当に複雑な家庭事情だ。

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精管結紮術（せいかんけっさつじゅつ）を受けた内縁の夫に寄り添う祇園女性

子宮がんを不倫関係中に煩っていた先妻、仁科亜季子さんがそれを知って激怒するのもムリはないだろう。

結局松方弘樹さんは強要されたのかどうかは分からないが、こういう経緯から精管結紮術（せいかんけっさつじゅつ）を受けたことをある時に語っている。

そういうこととなった松方さんに対して、自分にも責任があることは否めない、そうした罪悪感は山本万里子さんにあったのかも知れない。
山本さんの生い立ちとか素性というものはあまりよく知られていないが、カギとなるのは祇園の高級接待飲食店に勤めていたということだけだ。

ただ、祇園で仕事をしている女性の中には非常にそういう気配りや人情が厚い人も多く、気持ちもしっかりしている女性が多い

一言で言えば性格の素直で良い女性、というべきなのだろうか。
もちろん先妻の仁科亜季子さんに隠れて松方さんと交際していたこと自体、非難されて当然のこととなるかも知れないが、ただ他にも祇園の芸妓や女性たちに惹かれる有名人や男性俳優は多い。

そして何より、山本万里子さんは松方さんの計らいで芸能界入りを果たすことが出来た。
その温情は絶えず感じていただろうし、一方で離婚した仁科亜季子さんへの罪悪感もあったという。