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小林麻央が緩和ケア?医師ですら敬意を表したいと語るその勇気と真実とは

小林麻央さんが緩和ケアという治療を受けているという。
専門の医師も待機している病院で治療を受けていることは確かなようだ。

小林麻央さんの病気についてはメディアの発表よりも彼女のブログKOKORO で発信する情報の方が速くて詳しいことが多い。
そして病状とその苦しさについてもまさしく当事者の立場から語っている、大変すばらしい、貴重なものだ。

緩和ケアと聞くと、ちょっと事情を知っている一般の人ならば、あるいは彼女の余命について思いをいたすことが多いかも知れない。

だが一方で、彼女の病気と治療を性格に推測する医師からは、そのような彼女の前向きな態度に敬意すら表しているという。

緩和ケアというのは何なのか、そして今、小林麻央さんはどういう状況にあるのか、それを語ってみたい。

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緩和ケア=命の終わり、は大きな間違い!

緩和ケアというのは文字通り、苦痛を緩和する治療プロセスを言うと考えてよいだろう。実際小林麻央さんには、この緩和ケアを担当している女性医師もすでに付いている、という噂があったりする。

緩和ケアの言葉の響きからどうしても一般の人たちは小林麻央さんが余命幾ばくもない、もうじき命がつきると判断しがちだ。

確かに今、小林麻央さんは自身のブログでも告白しているとおり、肺や骨にまで転移が広がっている末期がんだと言うことを語っている。
末期がんと来れば当然誰もがそう思うだろう。
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だが実のところ緩和ケアというのはそういう、命がつきる患者に対して行うというものではない。

緩和ケアというのは具体的に言うと、がんと診断された時点から行うケアで、身体だけでなく精神的な苦痛に対してもされるものだ。

なのでがんと診断された当初から治療と並行して行われるもので、ひいては患者自身とその家族ができる限り質の高い治療と生活を送れるようにすることを目指すこととなる。

逆に考えれば緩和ケアは、がんのあらゆる段階にあっても進められるものだ。
なので小林麻央さんが受けているすれば乳がんと診断を受けたときから開始されているはずだし、もちろん治療する専門の医師も付いていることだろう。

事実彼女が治療で通院していると言われている慶応大学病院には緩和ケアセンターという専門部門もあり、女性医師の名前も列挙されている。
これらの医師のうちの誰かが彼女の主治医である、ということになるだろうか。

そういうわけで、小林麻央さんが緩和ケアを受けているのはほぼ間違いない。
だがくどいようだけれど、だからといって即刻命に別状があるわけではないのだ。

乳がん自体、元々「死なないがん」などとも言われることがある。
他のがんと違って乳がんはステージⅣの末期になっても5年生存率は32%にも達することが報告されている。

ちょっと驚きだが、この大きな5年生存率は、事実として覚えておきたい。

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現役の医師も敬意を表した!彼女の手術と治療の経緯とは

ブログKOKOROで、小林麻央さんは緩和ケアについては触れていないが、乳がんの治療で受けていた手術については告白している。

根治出術ではなく、「局所コントロール、QOL(質の高い生活)のための手術」とのことだ。

医師の説明によれば局所コントロールというのは、根治手術ができないのは転移が進んでがんが広がりすぎていることのため、たとえばがんの進行をできるだけ押さえたり、生活に支障を来す部位のがん転移を集中的に摘出する、といったものになる。

そしてQOLは病気による身体的、精神的な苦痛をできるだけ改善し、残りの人生を安楽な、質の高いものにすることを目指すというものだ。

ただ、ある医師に言わせると、患者自身がここまで自分の末期がんと向き合って公表し続けるという行為はまれだと語っている。

がんの恐怖も治療の怖さも余人に推し量ることができないものであるはずだが、それをあえて勇気を持ってブログで公表し続ける彼女。
さるニュース記事の中で語る医師はそんな彼女の行動に敬意を表したいとさえ語っている。

生きる決意をした小林麻央

9月から新しいブログKOKOROを開設して以来、小林麻央さんの元には激励のコメントやツィートが無数に寄せられている。

彼女自身もそういう反応には驚きながらもブログの中で感謝の気持ちを表し、少ない言葉ながらリアルタイムで自身の様子、夫・海老蔵さんや子供たちのことについて女性の目から発信し続けている。
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最近そんな彼女は、以前から叫ぶように語っていた
「生きたい」
という言葉を、「生きる」に変えている。

彼女の語るところでは、ある一般投稿者からのコメントに感化を受けたことによるもので、
「生きたい、ではいつまで経っても願いが実現しない。そういう表現は疲れる」
という内容の記事を書いている。

そしてそれがきちんと実現していることを告げる
「生きる」
に変えてみたようだ。

素直に従う彼女もすばらしい勇気だが、それを指摘した方もすばらしい。
きっと彼女は治る。
私もそれを信じてやまない。

遠藤朱夏(えんどう あやか)

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