woovivid

非婚化の原因は女の希望収入が高すぎること?何をどうしたら良いのか、行き着く先はコレかも!

世の中が非婚化してきている。
でも、たとえば私だって女の端くれ、30代のまま未婚。
別に結婚したくないわけではない。

良い出会いがないだけなんだ、と言いたいけれど、そもそもこんなに婚活をがんばってもやっぱりダメ。
非婚化の原因は女の方が収入や他の条件に高望み、などともいわれてしまったりする。事実だからぐうの音も出ない、というところもあるかも知れない。

だが本当に世の未婚の女たちそろってがそれほどに高望みなのだろうか?一番考えてしまうのはこの点だ。

はっきり言って、なんだか今の非婚化の原因、もっと根深いところにあるような気がしてならない。

女も男も適齢期になれば結婚したがるのが自然な反応のはずなのに、それが最近では考え方も合わせてもの凄くあらぬ方にいっているのではないだろうか。
単刀直入に、結婚をどう考えていけば良いのだろうか?

スポンサードリンク

非婚化の一番の原因は、社会構造?

すごく固くて、しかも責任転嫁のように一見見えるかも知れないけれど、非婚化が今後もどんどんエスカレートして行くにちがいない今、私自身はこういう傾向は絶対に女の方だけの問題でもないし、まただからと言って男の方にすべて原因をおっかぶせるつもりもない。

本当に社会構造自体が大元の減ではないか、と思えてならないのだ。
婚活している女の人たちが、それこそ個人的な好みで、希望のレベルで年収400万や300万の男性に限る、などというためにこれだけ非婚化が進んでいるわけではない。

男の人には申し訳ないけれど、確かに彼らの収入は低すぎるのだ。
その結果、どうしても女の気持ちとしては、そういう男性たちとけっこんしても先行き不安でしょうがない。
だからおいそれと結婚できない、そういう本当に深刻な原因がある。

別に男性の仕事への能力が劣るとかいうことで批判するわけではない。
私たちの父親の世代だったら大手企業に新卒で勤続しているなら30になる頃には年収1千万に達する男性たちが現れてくるものだった。

今やそんなことは夢になっている。
そういう男性も皆無とはいわないが、恐ろしく少なくなっている。

女にとってこれは安全に家庭生活を営んでいけるかどうか、本当に深刻な問題だけにどうしても結婚に目を向けようとしない人だって出て来る。
そしてこういう男の人の低収入化が非婚化に結びつくのだが、結局それは男性の責任だけではない。

社会構造全体がそんな風になってしまっている。
そうとしか原因が分からないはずなのだ。
家庭

男女雇用機会均等法が元凶?両性の性質を考えない悪法か

この問題について、中には今発効している男女雇用機会均等法というのが原因だという説を唱える人もいるようだ。

雇用機会のジェンダーフリーを保つという、一見麗しい法律に見えるから何の問題もなさそうに見えたけれど、結果としてこれが雇用機会を大幅に減らしてしまっている原因だということを語る声もあったりする。

雇用機会、つまり就職の機会というのは要するに男性側の分だ。

たとえば一つの会社に100人の正規雇用がある経済を考えてみると、夫だけを雇うことによって妻は非正規雇用に回ったり、または専業主婦に落ち着くなどするために家庭を100組持てる、と考えられる。
だがこの法律にそって両者を等しく雇用した場合、家庭は50組しかできない。

しかも常識的に考えれば、職場で男の方が地位はともかく収入が低い、というのは耐えがたいことでもあるだろう。
だからそうそう一般化しづらい。
そういう判断も手伝って50組よりももっと下がることになるだろう。

しかも結局二人とも「平等」に働かせてしまうことになるから、特に女の方が落ち着いて家庭生活を営むことができなくなる。

出産、子育て、家事そして老いた親の介護など、家庭に収まったとしても大変な重労働のはずなのに、それに輪をかける形で外で勤めをするよう促すのがこの法律
だ。

でも結局そんなことを妻になった身で長く続けられるわけもなく、出産したり子育てや親の介護が加わって、家庭の事情だけでも火の車になる。
結局常勤を大食するか、逆にストレスが溜まって離婚になる確率は高まるはずではないだろうか。

そのような事情に加えて、雇用機会を奪われた形になってしまった男の方は、泣く泣く非正規雇用や臨時雇いの形で食いつなぐケースも出て来るから当然に年収などは低くなる。

これが今の非婚化の縮図といえるのではないだろうか。

強引にお上の決めた法律に原因をくっつけているような感もあるかも知れない。
それでも確かにこの法律が大きな陰を今の非婚化に影を投げかけていることは多くの人が指摘しているようだ。

もちろんだからといって、一回のしがない未婚アラサーの私たちがすぐにどうこうできる問題ではないのだが。

スポンサードリンク

婚活サイトなどでは共働きを推奨?でも結局後のことを考えていないから言えるのかも

私も婚活サイトとか婚活パーティーなどに登録してその関係者や担当者によく聞くのだが、収入が低い人と結婚できないことを私も言うことがないわけではない。

それは男の方には申し訳ないけれど、家庭生活を最低限のレベルに維持するだけの収入のある人をということにしている。

けれどもそれでもなかなか見つからない、というのがホンネだ。
逆に私のようなアラサー過ぎの婚活者は、いわばもうすでに婚活市場から見捨てられかけている、といってもそれほど事実には反しないだろう。

だがそういうことを相手の担当者(たいていオバサン)に言うと、返ってくる答えは決まっていて、
「夫婦で共働きすれば良いから収入はそんなに心配しなくて大丈夫」
ということ。

はっきり言ってそれこそ高望みにならないと思うのだが、女にとって専業主婦で子育てや家事などをしていれば、それだけで相当な労働力になる。
だから専業主婦という“職業”もいっぱしに成り立つのだ。
主婦
だがそこに冷ややかに共働き、などと言われればどうなるか?
確かにいま、多くの家庭ではそういう共働きの夫婦も多くなってきている。

だが共働きというのがどんなに想像を絶する苦労なのかは、今の非婚化、晩婚化そして少子化が無言で物語っているはずだ。

男性の収入をどうやれば増大できるかが非婚化を防止するカギに?

男女雇用機会均等法をやり玉に挙げてしまったが、あくまでも非婚化の直接的な原因、結局は男の低収入が著しくなってしまっている、ということにつきるかも知れない。

私たちの方は得てして現実的なもので、今現在、ある意識調査の結果を見ると30代未婚女性の88%が結婚相手の男性に年収300万以上を求めている。
だが実際に同年代の男性のうち、年収300万円以上を実現できているのは全体の46%。半分もいない。

端的なケースだが、つまり非婚化の原因の最たるものとして、女と男の経済的な希望と現実が完全にかみ合わなくなってしまっている。
これを少し前、私の父の世代だったらそれが実現できていたからまだ良かったと言えるだろう。

非婚化を好んで選んでいるわけではないし、男も好きでそういう低収入になっているわけでもない。

原因は私たち一人一人ではなかなか及びもつかないかも知れないけれど、男女雇用機会均等法を何とか改正して、そういう家庭を充実させて暮らし易くすることが一番大切にちがいない。

そういうわけで、こうした女性のサイトの中で法律の話を持ち出してしまったけれど、非婚化の原因も奥をたどってみればそういう根深いところに何かがあるようだ。

私も一人の未婚アラサーとして地道にがんばっていきたいけれど、結婚できる頃にはそういう法律も変わっていることを願いたい。
そして私たちの子供が成長した頃には、私たちの様な苦労なく好きな人を作ってけっこんして家庭を持つことを願ってやまない。

山口昌子(やまぐち あきこ)

スポンサードリンク
Return Top