好意を受けたら「もしや?」と思うかもしれない。
でも実は勘違い、自身の早とちり。
悲しい、の一言だ。
見極めて正しい判断をしなければ、と思うけれど、異性関係に疎い女性は増えてきているので見当がつきにくい人が多い。
それはアラサーの私たちも同じだ。
でもそういう勘違いをしないように、相手の男性が本当に自分に好意があるのか、それとも単なる優しさなのかを間違えてしまわないように見極めるテクニックを持つのは大切なことだ。
さもないと、いろいろと困ったことになる。
実は、そういう好意と親切心、優しさの違いを捉えて、勘違いをなくす方法は確かにある。
ご自身の将来もかかっているので、そういう見極めは絶対必要だ。
どういう方法があるのか、お伝えしてみたい。
自分自身の心のありようが勘違いに大きく関係
職場などで同僚男性が親切に作業を手伝ってくれたりアドバイスをくれたり、そういう親切心を
「もしかして私に好意?」
と思い込んでしまう女性は多い。
でも、それが好意かどうか、しっかり冷静に見極めなくてはならないはずだ。
そして、自分の気持ちが浮足立たないように、しっかりと心のありようを保つこと。
勘違いしないためにはこれが絶対に必要だ。
特に仕事上での場合、同僚男性からの親切さ、優しさはビジネスマナーの一環。
まずはそう考えて、とにかく冷静になるべきだ。
中にはそういううぶな女性の気を引こうとするような良くない魂胆の男性もいるけれど、それを一気に好意と勘違いしてしまう女性にも問題がある。
心理的に、そういう女性は今まで男性に親しくされたり暖かく扱われたりすることに慣れていなかったり、恋愛経験値が低い女性に多いはずだ。
なぜそういう風に男性との交流に消極的だったのかはいろいろいきさつがあるわけだけれど、結局は自分自身の心の中に、何かブレーキをかけるものができてしまっている。
例えば、社交上手とか、ルックスの良さなどがない。
それを自分でわかっていたり思い込んだりして、自分に自信が無いという劣等感。
それで異性関係に自信が持てなくて、何歩も下がってしまって消極的な女性がやっぱりそういう思考パターンのはずだ。
年齢的に私たちの場合もけっこう含まれるかもしれない。
そしてそういう女性に限って表向きには男性に疎い、異性に興味が無い様なふりをしている様なところがある。
それでなんとか自尊心を保とう、という防衛反応もあるだろう。
自信のなさの反動で一気に「深読み」
だが、いざ彼女に好意的な男性が目の前に現れたりした場合、どうしても普通の女性よりも勘違いの程度が深くなってしまう。
要するに、単なる異性からの親切心を、「深読み」して勘違いしてしまうのだ。
言ってみればその男性のせいではない。
けれど、今まで寒風が吹いていたような彼女の気持ちが、たまたま彼の発した何気ない“暖かな”言葉によって、一気に春風が吹いてきたようなもの。
普通の女性だったらそういう場合、本当に好意かたんなる親切心か、見極めるだろう。
それ以前にとりわけ職場だったら、仕事を円滑に進めるためのビジネスマナーだ、と十分に察知する。
つまり、「本気に取ろうとはしない」のだ。
でも、彼女たちはそいういういきさつを省いて、一気にそういう気持ちに行き着いてしまうというわけだ。
好意をうっかり勘違いしてしまう女性の中には、他にガチに天然の人もいたりするけれど、でもそういう女性たちだって基本的に同じ。
どうしても異性に純粋すぎて、見極める心の余裕がない。
そして思い込んだら一途、ひたむき。
元々幼少からの育ち方もあるかもしれないけれど、とにかくは今現在、こういう勘違いをなんとか防ぐためには、まとめて治していかなくてはならないはずなのだ。
普通の女性も決して安全圏にいるわけではない?
ただ、それでも見極めるのが難しい場合だって無いわけではない。
職場などで素敵だと思っていた同僚男性が、自分など相手にしないだろうと思っていた矢先、ちょっとした笑顔を見せてくれたり、作業を手伝ってくれる、または自分の失敗などの時に同情して上司に対してかばってくれたりする。
「自分は大丈夫。そんなことない」
と思っているような普通の女性の方たちも、そんなことがあったらいかがだろうか?
芯の強い女性だったら大丈夫かもしれないし、それなりに男性の経験値があって、冷静な女性だったらすぐに好意につなげないかもしれない。
けれど、本当に男女の関係はわからない。
向こうが好意を持つ前にこちらの心が揺らぐ、ということは女性である限り、大なり小なり経験があるのではないだろうか?
でも、そういうグレイゾーン的な見極めこそがやっぱり大切になる。
うっかりこちらで舞い上がって告白したら、相手の男性にれっきとした彼女がいたり、既婚だった、ひどいときには男性側から女性がそういう気になることを見込んでカマをかけていた、みたいなチャラっぽい人だっている。
そういう泣きを見る場面、あり得なくないし、いくらでもある。
だからこそ職場など、男女が集団でいるような場所というのは本当に見極めてしっかりしなくてはならない。
冷静になることが大切!相手の男性にも迷惑をかけないためにも
好意か自分の勘違い か?
それをぜひ見極める方法、それは心の問題。
まずもって冷静になることだ。
一つ二つの親切やその男性の性格など、よく落ち着いて観察していれば、見えてくるものもある。
また、少し時間をおいて冷静になった目で見ていると、自分に対して好意と勘違いするような優しい態度を他の同僚女性たちにもやっていた、などと言うことだってあったりするはずだ。
そしてもしも本当にその男性が自分自身に好意があるならば、あなたの方で何の反応も出さなければ、彼の方でその後もアクションを仕掛けてくる。
最終的には食事とかデートなど、関係を深めようとしたりもする。
そういう男性側の行動があるかどうか、こちらはじっと待つこと。
そういう忍耐がぜひ必要なのだ。
大まかには、男性としては女性からそういう交際の申し出をしてくるとは思っていない。
だからこういう「待ち」の姿勢が大切になってくる。
経験上のことを話すと、相手の男性にそういう風に思える「フシ」を最初に感じたとき、一番動揺するもの。
でも、一週間二週間と時間をおいてよくよく相手の男性を観察すると、そのうち他の女性へも同じレベルの親切さを見せたりするものだ。
場合によっては彼自身の口から、自分は既婚だとか彼女持ちなど、直接間接に伝えてくるようなこともあったりする。
そこで初めて勘違いせずにすんだ、ということになるわけだ。
自分の心が振り回されてしまう結果、場合によっては思わぬ迷惑だって相手の男性にかかってしまうことだってある。
見極めが大切になるのは、自分だけでなく、相手の男性のことも思えばこそなのだ。
まずは待つこと。しばらく静観してみること。
ぜひこのポイントを忘れないでいただきたい。
えがみななみ