好きになった人に告白して振られた後、あなたはどうするだろうか？
もうそれっきり、その人とは関係が発展しない、とあきらめて新しい恋を探すのも手だ。

だが、場合によってはそれでもまだまだ脈あり、やりようによってはいくらでも結ばれるチャンスはつくれる、と言ったら信じる人は少ないかも知れない。

でも実際のところ、新しい出会いを求めるよりも、振られた後でまだ脈ありな線を模索する方がよいこともあったりする。

だからあまり思い詰めてもうダメだ、としてしまうよりも、どうすれば脈ありからしっかり結ばれることが出来るようになるのか、それを考えていくのもぜったい損ではない。
場合によっては別な相手を探すよりもよりよい関係になれることだってあるだろう。

では一体どうすれば一度振られたお相手と結ばれることが出来るようになるのか、その行動ポイント3つについてお話ししよう。

振られた後、相手を困らせるような行動はNG！

振られた後であっても、まだまだ脈ありだというシチュエーションは意外と多い。
私自身の体験をとっても、ある程度の距離を置いて振られた後にそこそこ交流があったりした場合、そこから何となく脈ありになれているかも知れない、というシグナルを男性の方から発しているのに気づいたりするものだ。

そういう脈が切れていない状態を続けていくというのがまずミソとなる。
そのために気をつけなければ行けないのは、何をおいても

“相手の男性を困らせるような行動は取らないでおく”

ということにつきる。
困らせるような行動というと、極端な場合ストーカーなどの行為を連想する方も多いかも知れないが，もちろんそれは論外だ。
そうではなく、たとえば、

・なぜ自分を振ったのか、その理由を問い詰める、
・振られた後でも執拗に関係を迫ろうと接近する、
・振られたことで自分が落ち込み、悲しみに暮れている姿を見せつけたりする、
・逆に一気に冷淡な態度、陰湿な視線の投げかけなどをしたりしてギリギリ距離を置くようにしてしまう、

ということだ。

振られた後、男でも女でもそうだが精神的なショックは相当なものだし、場合によっては心身の異常さえ出てくる人だって少なくない。

だから感情の向くままに、勢いで自分を振った男性にそういう態度に豹変したりギクシャクした利する気持ちは痛いほど分かるのだが、それをあまりやり過ぎると、返って相手の男性との距離は増すばかりだ。

彼の方でも困り果てて、余計に近寄らなくなるし、そうなればつながりかけていた脈を自分で切ってしまうようなものとなる。

ここは気持ちを落ち着け、告白などして振られる前のごく自然な関係に戻るように努力すること。
辛いだろうが、大人としてぜひこのあたりはがんばって欲しいのだ。

最低限の付き合いの余地は残しておくこと

振られた後、誰でもそういうわけでショックが大きいと思うが、悲しみや憤りにかまけて何もかも断ち切ってしまうのではなく、メールや携帯番号など、最低限のつながりを示す連絡網は残しておくべきだ。

オススメなのはやっぱりメルアド。
LINEでも構わないが、なまじ携帯電話などで声のやりとりをしていると、会話のキャッチボールがリアルタイムになってしまう。

リアルタイムだと、意気消沈しているあなたの側では、ひょんなことからどんな言葉が口を突いて出てしまうか分からない。
気が動転していたり、落ち込んでいたりする時にする会話がどれほど毒を含みやすいのか、相手の気分を余計に害してしまうものなのか、人によっては自分自身で怖いはずだ。

そんな突発的な“アクシデント”を避ける上でも、メールの方が無難になる。
メールなら文章のやりとりなので、書いて送信する時に見直して確認する余裕もあるし、言い方を間違えて失敗、というつまらないミスも減る。
気持ち的に動揺しやすい方は、普段の時でもメールの方が安全だ。

そしてそういうアイテムによって、最低限の通信手段を残しておくこと。
そして相手が困らないと思える程度に、時折送信を試みてみるとよい。

暫くふつうの関係に戻って様子を見る

そして上記2つのポイントともリンクするのだが、振られた後は焦らずそれ以上に追求しないこと。
出来るだけふつうの関係に戻って、暫く時間がたつのを待つ、相手の男性の様子を見ることだ。

元々好きだと言うことを告白された側としては、たいていは悪い気はしないもの。
そして告白もそうだが、振るという行為も気持ちの表れでするものだ。

人の気持ちは、時間が経つとともに変化する。
だから今は彼の方であなたを受け入れることが出来なかったとしても、近いうち何かの出来事や心境の変化が訪れて、むしろあなたを相手の男性が必要とする場合だって十分考えられる。
脈ありかどうか、脈が切れたかどうかは、本当に神のみぞ知る、だ。

私なども最初のうち、告白する前にはおちゃらけのように意気投合してたまたま趣味が同じ、話題も共通になって楽しかったけれど、そういう和やかな雰囲気の中で冗談交じりにそういう風に告白したところ見事に断られたことがあった。

今考えると、私という女は彼にとって話していて楽しいけれど、それ以上の存在ではなかったようだ。

ただ、私と彼を結んでくれたのは今思えばそういう共通の趣味とか話の種が尽きないこと。
何がきっかけになって交際がスタートするか、予想できないとはこのことだろうか。
でもそれが糸口となって、わずかなメール交換によるやりとりがしばらくの間続いたことがある。

だがそのうち彼の方がしびれを切らしたというか、何だか孤独感がつのってきたらしくて、結局いっしょに旅行に出かけようと持ち出してきたのは他ならない、一度は私を振った彼だった。

こういうこともあると言うことをぜひ覚えておいていただきたい。

逆に彼が自分にとってふさわしいかどうかも見極めること

最後になるが、確かに上手く行けば一度振られた後でもヨリを戻して、脈ありからさらに発展し、真剣な交際関係に進むことだってある。

だが相手の出方によっては、結局あなたの方が言い方はよくないが“都合のよい女”的な存在で終わってしまい、単なる気晴らしの道具のように考えられてしまうことだって無いとは言い切れない。

このあたり、人を見る目があるかどうかも問われてくるから、むしろあなたの方が感情的に波だって冷静に男性を見れないような場合、気心の知れた友人や知人に相談したりしてもらったりする方がよい。

もしもそれでも踏ん切りが付かないようなら、一度傷心旅行してみるのもオススメだ。
気持ちをリセットすること。
そして冷静に考えてみた上で、お相手が本当にあなたにとって必要ならば、ぜひ一度は上のような方法を駆使して運命にチャレンジしていただきたい。

山口昌子（やまぐち　あきこ）