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生涯独身率(未婚率)女性の推移が40年で5倍!驚いている場合ではないまだまだある悲しみの現実!

生涯独身率または生涯未婚率という、婚活女性にとっては頭痛のタネにしかならない数値をまじまじ見ている方も多いはずだ。

その数字の推移を言えば生涯独身率は女性も男性も政府の国勢調査でも明らかなとおり、爆発的に伸びる一方だ。

しかもその推移、まずはおよそ40年前の70年代では男性女性とも2%。
激しく少数派で、社会的にもあまり問題視されていなかった数字なのに、この40年間の間に女性は5倍の10%、男性は何と10倍の20%にまでふくれあがっている。

だが婚活を目指して日々努力している女性ならばおそらく気づいているかも知れない。こうした数字の裏にはもっと多くの悲観的な事実もあるのだ。
それを少しお伝えし、そして私たち婚活中の女性がいったい何をどうすべきか?
それを語っていこうと思う。

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生涯独身率の急増に歯止めはかからない?ますます確固としてきている独身「希望」者の主張

生涯独身率が女性でも男性でもハンパ無くどんどん上昇。
それはわかった。
そしてその理由もいろいろと週刊誌やネットでもあげられている。
それを見た人たちが共感し、生涯独身率の推移に一役買っているのも事実だろう。

そしてさらに言えば、まだ見えていない実態だってある。
結婚したはよい。
だがさっさと離婚する場合だって増えている。
そんな場合、単に結婚の数字だけ追っていても意味があるのか?

そして子供が生まれたはよいが、少子化。
保育施設の絶対的な不足。
シングルマザー。
そして結果として子供の不健全な教育や成長。
本当に、いくらでもいくらでも悲しみを膨らませる事実は絶えないのだ。

ただ、結婚しようとしないその理由、女性も男性も似たようなものだが、その一番の原因はやっぱりお金。収入だ。

いつまで経っても男性と同じで収入が安定せず、仮に結婚して子供が産めても、自分自身の好きなことも出来ない、子ども達にばかりお金も行く。
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そしてまた、親戚づきあいや近隣との付き合いも絡んでくる。
私の友人などにも結婚しないと主張している女性がいるが、彼女はその理由にこれを筆頭にあげているくらいだ。

「そもそも旦那といっしょになった時、彼の親戚縁者とも縁続きになったりするわけでしょ。そういう人たちと上手くやっていけるのか?私ははっきりいって自信もないし、そんな苦労背負いたくない」

「私なんぞは自分でもわかるくらいに人付き合いが下手で、親との関係だって上手く行っていない。すぐ近くに旦那という、血もつながっていない“他人”がいるのが基本的に家庭ってことでしょ。他人と死ぬまで長々上手くやっていけると思う?」

「今のままの仕事や生活だったら、何とか老後まで自分の稼ぎで自分一人くらいは何とかなるしね。人間関係でノイローゼにもなったことあるし、基本的に人とは会いたくないよね」

「もしも自分が老人になった時に大病したとか、自分では動くこともどうすることも出来ないようなことになった時、『自分で自分の命を終わらせる』ことにしているの。婚活も確かに上手く行けばそれなりにある期間はつましい家庭も魅力かも知れないけれど、老後になって周囲からああだこうだと言われたくないでしょやっぱり」
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この彼女の主張についてはうなずく方も多いのかも知れない。
全面的にバックアップは出来ないかも知れないけれど、いちいち言われれば私自身も身につまされてしまうことばかりだ。

でも、こんな実生活の行き詰まりのような状態の中で、生涯未婚率の推移が急上昇するのは当然かも知れない。

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40年前はこうではなかった!その40年前の姿に社会を戻せばよいのか

ただ、こういう風にネガティブな思考に固まったままでいれば結局くらい部分ばかりに目を向けるだけで、解決方法はかすんでいくばかりだ。

なるほど生涯独身率も今後変わらず上昇傾向を続けるに違いない。
だが人間それほど社会の悪循環を放っておくばかりでいるべきではない。

婚活中の女性の一人として私も苦労もし、失敗もしている。
それなりに“戦友”だっていたりするのだ。
もちろん戦友とは同じ年代の婚活女性だが、その戦友の一人がこんなことを言う。
「40年前と同じ暮らしに戻れたら全部解決できるね」
まあ、当然と言えば当然かも知れない。

当たり前に実現は不可能だろうが、それでも何かの解決策もあるように思う。
このあたり、「賢者は歴史に学ぶ」みたいなものかもしれない。

40年前と言えば私がまだ生まれていなかった、そして両親も出会っていなかった時代のことなので何を言ってよいのかわからないくらい漠とした部分がある。

でもその時代、生涯独身率はわずか2%にとどまっていたというのは、今にして考えればすごいことではないだろうか。
そういう社会を実現できていた当時の日本人。
その知恵というか、社会の推移を様々な切り口から考えていくことはいろいろと啓発的な内容も発見出来るかも知れない。

何だか堅いハナシになってしまって申し訳無いが、そういう風に生涯独身率の低い時代とか、現在でもそういう低い生涯独身率を維持している外国の仕組みを調べていく必要があるだろう。

ただ単に女性の悲しみを膨らませていくだけではすまされない問題だ。
今後そういう推移がどう変わっていくのか、この大きな問題に取り組む日本人の懸命さが問われていくことになるかも知れない。

山口昌子(やまぐち あきこ)

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