女性の方からプロポーズするという、結婚の迫り方が話題になっている。
男性でもそういうことはカチンカチンになって緊張するはずなのに、それが女性の方からするというのは、相当な勇気のいることだ。

だが男女の関係は様々だし、まして私たちのようなアラサー以上の年齢になると胃長く付き合っているはずなのにいつまで経ってもそういうことを男性の側から切り出してくれない。
それだから余計に不安に駆られてしまうのだ。

ならばいっそのこと、女の方から結婚を切り出して見るのも確かに一つの手。
しかし結婚の迫り方も、男性の方からだって必ずしも成功するとは限らないわけだし、ましてや女性の方から言い出して上手く行けばよいけれど、失敗する危険は当然大きくなるだろう。

そういう結婚の迫り方で上手に女性の方から切り出す方法があるのだろうか、そういう方法をお伝えしてみよう。

結婚の切り出し方は、お相手の様子を見てTPOを十分にわきまえること

男性による結婚の迫り方の時にもやっぱり必要かも知れないが、結婚切り出すのは、相当にお相手の様子や状況、そして気持ちを推し量り、それが一番適切だと考えた時に行うのがベストだろう。

要するにTPOをわきまえるということだ。

お相手の男性が仕事などで心身疲れ切っていたり、家族のことでもめていたりなどしている時にはやっぱり向かないし、またあなたと何かトラブっているような件があって、それが尾を引いていそうな場合にもそぐわない。

つまり彼があなたを一番気持ちよく受け入れてくれるような状況がある時が望ましいのだ。

もしかして結婚に対するためらいが男性にあるかも？それを解消してあげることも必要

そういう風に相手の男性の様子を見て懇願するというのが結婚の迫り方の基本中の基本だと思うのだが、もう一つ大切な要素がある。

言うまでもなくあなた自身、そしてあなた自身との関係だ。
この二つをいささか強引だが、彼があなたとの結婚をためらっているという気配はないだろうか？

付き合って間もない場合もあれば、何年も恋愛関係にあったり、中には同棲中の方もいることだろう。
それでも結婚しようとしない、それを切り出すと何だかためらうような雰囲気がどうしても彼の顔に見て取れる。
それを見るにつけ、あなたも安易に切り出すことが出来ないでいる。
そういうケースもけっこう多いのだ。

その理由はいろいろあるし、一階ではくくれないけれど、大方の男性がためらう理由は二つあるといってよいだろう。

一つには自分の収入。
独身をとおしていれば、今の稼ぎで十分ゆとりのある生活を続けることが出来ても、いざ結婚して所帯を持ち、妻子を養って家を持たなくてはならなくなる、そういうことを考えた時将来の生活に悲観する男性はけっこう多いものだ。

もう一つは、私自身語るのも辛いのだがやっぱり年齢。
アラサー以上の女性と結婚するとなると、やっぱり相手の嫁が若くないため、男性の本能としてはやっぱり若い女性に目も行くこととなる。
また、年齢がかさむほどに女というのは出産もリスクが高くなるのは多くの女性がご存じの通りだ。

そういう条件のそろっている女性と結婚するとなると、ある程度男性の方でも覚悟すべきことが出てくる。
そう言っては30代以上の女性達に、そして私自身にとっても申し訳無いことになるのだが、彼女らと結婚することでそういうリスクを全部背負い込んでしまうことになってしまう。

別にだからといって、そういう年齢のかさんだ女性とは結婚してはいけない、ということは決して言えないし、事実今の世の中共働きだって多いし、中には女性の方が男性よりも稼ぎ頭になっていたりする。
また、高齢出産についてだって、刻々進歩している現代医学のお陰で、そのリスクは徐々に低くなっているし、事実40代で結婚して子供を産んだ女性もますます増えてきている。

要はそういうリスクについて、あなた自身が彼氏よりもしっかり理解し、そうして正しい知識を持ちながら彼氏を説得することも大切になってくる。
そんな努力だって必要になることをぜひお伝えしておきたい。

女の方から結婚を切り出す時には明るく軽い調子で

だがこういうことに思い至れば、何となくお分かりになるのではないかと思うが、デートしていたりいっしょに食事していたりする時、彼に対して結婚を切り出す時には、お互いに気持ちの軽区なっている時、明るい調子で伝えるのが一番良いはずなのだ。

笑いの絶えない会話が弾んでいたりする時、その気分に乗った形で
「ねえ、私たち結婚しない？」
と聞いてみる。
これが一番気持ちが楽になったままでできる結婚の迫り方のひとつだ。
少なくとも私自身はそう考えている。

もちろんしつこく聞きすぎたりするのは厳禁。
まだそれほど交際期間も長くない時にやるのは一番NGだろう。

だが逆に、かなり長い間交際期間があって、お互いに酸いも甘いも噛み分けるような関係になっている時には、そういう風に何度かしつこく聞き直すのもありかもしれない。

そういうあなたの行為を見て彼氏は、その裏の気持ちを察してくれることも期待できるからだ。
そしてそういう彼の気付きを逆にあなたが予測できるならば、けっこう有効な方法だろう。

結婚の迫り方、特に女性の方からだと非常に気を遣うし、だからこそお互い気持ちの明るい時に行ってみればよい。
最近は男性の方も収入が安定しなかったり、生活が不安定になってなかなか結婚に踏み切れないことだって多いはずだ。
そんな彼の背中を押してあげるのも将来の伴侶にあるあなたの役目と言える。

アクションを起こすか起こさないか、そして成功するかしないかもあなた次第、自己責任。
だが、未来を作るのもあなた自身なのだ。
ぜひじっくり考えて決断し、必要だったらぜひ実行していただきたい。

山口昌子（やまぐち　あきこ）