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ノロウイルスがこの時期また蔓延?潜伏期間でも仕事を休んだほうがよいのか

冬場に苦しめられたノロウイルスが、この時期にまた危ない話になろうとしている。
食中毒が叫ばれているこの時期、また再び潜伏期間かどうか、だとしたら仕事を休んだ方がよいだろうか、と頭を巡らすことが出てきそうだ。

考えればそれもそのはず、梅雨時に入った今、食べ物は腐りやすく雑菌の湧きやすい多湿の状態が続くのだ。

先日熊本地震の被災地で、ノロウイルスの集団感染が報じられたが、決してあれは例外的なケースではない。
同じような環境があればノロウイルスは繁殖するし、なまじ症状の出ない潜伏期間を持つ感染症だけあって、それらしい兆候が自覚されれば仕事にも差し支えてくる羽目になる。

この梅雨の時期、ノロウイルスかどうか見極めづらい潜伏期間も含めて、どう過ごせばよいのか、仕事ともからめてお伝えしたい。

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ノロウイルスは冬場だけだと思ったら勘違い!夏場や梅雨時は意外と多い!

ノロウイルスの新型がこの冬発見され、旧型よりも強力だということでずいぶん恐れられていたし、今でもそうだ。

結局今の時期に熊本自身の現場などで集団感染するということは、基本的に季節や気温などは関係なく、一定の条件さえあれば蔓延する、ということになる。

だから湿度の高い夏場など、確かに感染者が増えることも当然考えられることだし、それなりにしっかりと予防や対策を取っておく必要があるのだ。
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潜伏期間が一番気がかり?潜伏期間中にうつることはあるのか

一番心配なのは、自分でノロウイルスに感染したという自覚症状がない潜伏期間だ。

症状が出た後は、確かに病院などで診断を受ければ判明するが、潜伏期間中、そうと知らずにうっかり職場に出て行ったり、人中に入っていったりする場合、他の人に感染するような危険はないのだろうか?

と考えた場合、当然その危険はある。
だから本当ならば潜伏期間中も人に接触するようなことは避けるべきなのだ。

しかしながらそういう時期は自覚症状もほとんど無いため、どうしてもそんなノロウイルス対策も後手に回り、普段どおりに仕事に出たり、人中に入って思わぬ感染拡大になってしまうのだ。

ちなみに潜伏期間だが、長くても2日、早ければ1日程度で終わり、その後はノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状が現れることになる。
これが約1週間続くことは、冬場に経験した方ならおわかりだろう。

主な症状は、腹痛、下痢に始まり吐き気や嘔吐、そして発熱まで現れる。
大人はそれほどでもないが、抵抗力の弱い子供はかなりの熱が出たりする。

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ノロウイルスで一番注意する期間は他にもある?

ところで、ノロウイルスに感染した場合、そんなわけで目立った症状が出てこない潜伏期間にはでうっかり周囲の人にうつしやすいのだが、ある意味もっと注意しなくてはならない時期がある。

それは症状が現れて一週間すると楽になるのがこの感染症なのだが、実のところ症状が楽になった後、短くても1週間、長ければ何と3週間も体内のノロウイルスが残存しているのだ。

当然その期間は自分自身の症状が治まってきたからといって、喜んで外出したり仕事に出勤してしまうと他の人に感染して2次災害となる。

もちろんだからと言って3週間も仕事を休んだりすれば死活問題だ。
なのでそのあたりは仕事に出るのは仕方ないかもしれないが、出来るだけ他の人に撮さないよう、配慮が必要となる。

症状が楽になったからと言って、医師から完治の診断を受けるまでは決して油断しないことだ。

空気感染もあり得る?他の人にうつさないようにするには

そしてもう一つお伝えしておきたいのが、空気感染だ。

ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスとして知られているが、ウイルス単体が空気中にさまよって他の人に感染するわけではない。
なので正確に言えば、ノロウイルスは空気感染はあり得ない。

だが、ノロウイルスが空気中のチリやホコリに付着し、それが人に接触することで感染することがわかっている。
なので結果的には空気感染となる危険すらある。

なので症状が楽になった後は外へ出歩く時など、マスクを欠かさずつけていること。
これは家の中でも同様だ。
そして入念に手を洗っておく必要がある。
同じく家の中でも油断せず、事あるごとに手を洗う習慣をつけるようにするとよい。

仕事先ももちろんだが、特に家の中では電気のスイッチやドアのノブなど、他の家族が手を触れる場所が非常に多い。

これらに自分のもつウイルスを付着させないためにも手洗いは必要だ。
そしてあまり知られていないが、ノロウイルスは普通に手洗いしただけでは効果が不十分だ。
なのでノロウイルス対策用の消毒液を用意して手を洗うことをおすすめしたい。
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なるべく火を通したものを食べる

ノロウイルスと来ればカキ、カキと来れば普通は冬の食べ物という固定観念があるが、カキにもいろいろ種類がある。
冬場が旬のマガキに対して、イワガキは、盛夏である7~8月が旬だ。

もちろんカキ以外にも生食したり、ちょっと古い食材を食べることで食中毒にかかりやすいのが梅雨時の6月。
ノロウイルスを警戒するならば生食をやめて、火を通したものをなるべく食べることだろう。

なお、私自身はカキフライは好きだけど、カキの生食はあまり好んで食べたことはない。
だが知人の女性で生食のカキをスーパーで買ってきてぱくぱく食べたら見事に当たったと言った。

それがノロなのかどうかはわからないが、たとえウイルスや雑菌がそういう生食の食品に付いていなかったとしても、普段から胃腸が弱い人などは当たってしまうようだ。

「それでも美味しいから食べちゃうのよね。お腹こわすのは承知で」
と彼女。
本人の自己責任としか言いようがないが、頼むからそう言う時にはちゃんとノロウイルスの検査をしてほしい。苦笑

遠藤朱夏(えんどう あやか)

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