イボがいきなり首の横にできたので、どうしようか迷っていた。
友人の話だと糸や髪の毛でイボの根元を縛ると何日かで簡単に取れる、と太鼓判だった。
でも、中には 失敗して化膿したり、醜い跡が残ったりするからやめておいた方が良い、という情報もあったりする。
だから最初は不安だった。
イボを縛ることで壊死させるまでは良いけれど、もしかしたら壊死した組織が全身にまで広がってしまうんじゃないだろうか?
そこまで失敗の可能性を考えてみたりした。
でも、友人とある情報がテコになって、縛ることで絶対取れる、失敗はまあしないはず、と自信が付いたので実行!
イボを縛る方法で取ると、失敗した様に見えるのは最初の頃だけ?
糸で縛る話を聞いて最初はビクビクしていた。
けれど、まさかこんなイボなんかで皮膚科で手術、と大げさに構えるのもなんだか馬鹿げている?
手術の方が失敗が心配じゃない?
私はそう感じてしまう。
そこに友人がやっぱりイボができて、自分で縛って取ったと言う。
その場所がよりによって股間。
うっかり医者にもかかれない、恥ずかしい場所だ。
そこで彼女自身も人から聞いた
「縛ると取れる」
「 失敗なんか無い」
という情報に勇気づけられて、股の間のイボを縛ることに決意したそうだ。
場所が場所だけにおいそれと皮膚科などに行って相談できないから、失敗するのもある程度覚悟していたと言う話。
けれどやってみたら何のことはない、ひと月ふた月する間にきれいに元のお股にもどれた、と喜んでいる。
実際彼女にじっくり経過を聞いてみた。
それによると、確かに糸などで縛ると数日で取れてしまうけれど、取った後数日くらいは「跡」が残るらしい。
取れた跡が小さなおできのように盛り上がり、その頂上が赤くなってしまったと言うのだ。
でもしばらくするとその盛り上がりも引いてきて、きれいな元の肌に戻ってくれたという。
だからそういう盛り上がりがあって失敗に見えるのは、取れた数日の間だけ。
よっぽど糸が汚れていたり、結んだところを不潔にしていない限りは大丈夫そうなのだ。
赤ちゃんのイボを小児科医は普通に縛って取ってしまう?
もう一つ、勇気づけられる情報がある。
実際に専門の医者もやっぱり縛ることで取る場合がある、と言うことだ。
専門家の話になると“外科的な方法でイボを取る” みたいに物々しい表現になってしまうけれど、ここで「外科的な方法」というのは単に糸で縛る方法まで入る。
(脅かしすぎ!笑)
そしてとりわけ生まれたばかりの新生児など、赤ちゃんにできているイボは小児科医が縛ることで簡単に取ってしまうという話だ。
殺菌処理の行き届いた病院の保育器でのことだから、もちろん化膿したりとか不潔な環境になっているわけではない。
でも、それを差し引いても専門の医者が普通にそうしていると言うこと。
これは明らかに失敗なんかほとんど無い、失敗したらそれこそ裁判沙汰レベルの超レアケース。
私はそう踏んだのだ。
自力で取ることに成功!縛る方法は超おすすめ!
確かに縛る方法はすごくメリットがある。
何よりいちいち病院に行って手術、などと言うこともない。
軟膏か何かをくれて処方するようなことも聞いたことがあるけれど、この方法なら糸一本あれば十分だ。
それで失敗してもそのときはそのとき。
観念して病院でも行けばいい。
そう思って、鏡で自分の首を見ながら白い糸をイボに巻き付けた。
友人の言うとおり、縛るとジクジク痛い。
そのうち慣れるから、と言われて我慢した。
1日、2日そして3日くらいになると、何となくその感覚も鈍ってきて、鏡を見るとイボが黒ずんできている。
そしてなんとなしに小さくなってきた。
さらに4日目、五日目になると異変。
イボが糸もろとも消滅してしまった。
消滅と言うよりは取れて落ちて、どこかに行ってしまったことになる。
我ながらもの凄い快挙だった。
首のところを見てみると、言われたとおり確かに小さなおできのように盛り上がりがあって、肌がちょっとささくれ立っている。
血は出なかったけれど、イボの付いていたところが赤くなっていて、そこがとりわけ皮膚が薄いのがわかった。
失敗は怖いけれど、他の方の体験談などを見ても上手く取れなかった、というケースはごくごく少ないようだ。
そして取れた跡だが、友人の言うとおり、そのまま数日してみるとだんだん治ってきてしまった。
かれこれもう半年あまりになるけれど、今はそこにイボがあったことなどちょっと考えられないくらいに跡形もない。
失敗する方が想定しづらい?あるとすればこんなケースか?
そんなわけで、私も他の方と同じく、縛ることでイボがきれいに取れてしまった。
失敗したことは私もなかったし、他の方のケースでもほとんど報告がない。
だから想像するしかないけれど、縛ることでもしも失敗するとすれば、
・取れる前に何らかの原因で糸が取れてしまったような時
・結んだ糸が痛すぎて、自分で途中でギブアップして外した時
などではないだろうか。
それほどに少ないのではないかと思う。
最初〜黒ずんでくる前までが一番痛い
ただ、大したほどではなかったにせよ、私も確かに我慢必要になったことがある。
イボとは言え、神経も通っている。
だからそこにキツく糸を巻いて縛れば、当然に痛い。
我慢できないほどでもない、ちょっとの痛みだけれど、もしかしたら人によっては痛みが気になってしまうかもしれない、そういう鋭い痛みだ。
たとえて言うと、針を一カ所に軽く刺し続けているような感じの痛み、と言って良いだろうか。
日が経つにつれて徐々に慣れてはくるけれど、それでも痛み自体はなくならない。
私の経験では確かイボが黒く小さくなってきても痛かった。
でも、頑張って我慢すること。
黒ずんで小さくなって取れるまで、辛抱すれば失敗はあり得ない。
多分私と同じく、やったことのない方はおっかなびっくりじゃないのかな、と思う。
けれど痛みがあると言っても本当にそんなに大それた痛みでもないし、いくらでも耐えられるから心配ない。
中には私のように首などではなく、友人がそうだけれど股間とか、そけい部とか変なところにできることがある。
そうすると恥ずかしくて病院などで安易に診察してもらおうとはできないはずだ。
そういうときにこの方法を知っているのと知らないのではすごく違う。
あくまでも自分で取るという行為だから自己責任で行ってもらうしかないけれど、それでもおすすめになる。
とりわけ友人のように変なところに変なものができて悩んでいる方は、こっそり自分で取ってハッピーな人生を楽しんでいただきたい。
遠藤朱夏(えんどう あやか)