小林麻央さんが自分のブログの中で医者から誤診を受けた、ということを間接的な言葉で語っているという。
病院名とか医師の名前など、多くの人が小林麻央さんの誤診の有無について細かな情報を知りたいと願っているとも思うのだが、 ある意味それ以上に知っておくべきことがある。
まず、興味半分でそういう病院名や医師を突き止めたからといってもムダだということを知っておくべきだ。
仮に探し当てたとしてひとまず世間がやり玉に挙げたとする。
しかしながら医療現場はそんな単純なことではすまされないし、実態を知ればとんでもなく怖い事実が待っている。
なぜなのか?
小林麻央が誤診されたとしても、よくあること?医療現場の恐るべき実態とは
小林麻央さんのブログKOKOROに、小林さん本人の言葉で間接的に初期の診断と、その半年後の診断に誤診か過誤があった、ということをほのめかす内容の記事がある。
確かに麻央さんが今かかっている末期癌、それの初動から誤診があったとすれば大変な失態だというしかない。
世間の人たちが激怒してその病院名や医者の名前を明かすよう情報を求めるのも人情というものだ。
だがある医師が告白している内容をみたことがあるけれども、一般の人たちが思っている以上に医者というのは金で動く、いい加減に仕事をやる、という実態があるようだ。
医者も人なのだから、ある程度生活のために経済的な配慮から患者に対する治療を盛ったりすることもあるかも知れない,ある程度はしょうがない。
私も最初はそう考えていたのだが、それどころの騒ぎでなく、酷い医者はとことん酷いという。
しかもそれが決して圧倒的少数というわけでもないというのだ。
製薬会社と癒着したりして中間マージンを取ろうとしたり、医師会で発言力を持つためにより多くのカネをつぎ込んだりする。
そして肝心の医療自体もめちゃくちゃな医者も多いというのだ。
今現在、大金を積んで医学部(特に私大)に入ったり国家試験をパスするという、医者になる裏口ルートは繁盛しているという。
そういう裏口を利用した人たちは、医師の資格を持ったとしても相当劣化していて、中には医療の素人より知識が負けるとさえ言われている。
そしてとんでもないミスを連発したり、果ては結果として患者の命を奪うようなケースも多いはずなのだ。
私も実態こそ知らないが、医師らしい人が憤懣やる方無さげにネット上でそういう実態を語っているコメントを見たりしたことがある。
それによると、予想を上回るレベルで相当酷いらしい。
だから小林麻央さんが本当に誤診だったのかどうかはあくまでも専門家の判断となるかも知れないが、彼女の場合に限らず医療の上で誤診は常について回るというしかないだろう。
正直私も知って驚くのだが。
小林麻央の入院する病院などではとりわけ医者のレベルが怪しい?
とりわけ有名人がよく利用するという都内の病院。
その名前も事情通の方だったら数カ所名前が挙がると思うが、そういう病院というのは確かに特別枠で有名人の入院や治療の時にはセキュリティや匿名を万全にして情報の保護に余念がない。
こうした有名人御用達の病院の医師のレベルがどんなものかは、外部から計り知れないかも知れない。
だが今回、小林麻央さんはまさにそういう種類の病院で検査を受けて、こうして末期癌に苦しんでいる。
これは紛れもない事実だろう。
しかも彼女が検査を受けたのは1度ではなく、初診からさらに半年後、別な医者に診てもらったが同じく癌の兆候なしとされてしまっているのだ。
なのでこの病院のレベル、どういうものなのかこれだけでも推し量ることは出来るのではないだろうか。
とどのつまり、こういう芸能人がよく来院する病院であっても誤診は起きるというしかないし、有名な病院が下した診断だからといって、下手にそれだけで信用してしまうと非常に危険なこととなる。
どういう医者であろうと病院であろうと、誤診は起きる。
そしてそれが小林麻央さんのようなケースになったとしても珍しくはない。
私が彼女が入院している病院の病院名とか医者の名前を探し当てても意味がない、というのはこの点にあるのだ。
そしてこれに輪をかけて、あまりにも危険な医療の実態。
いい加減すぎる医者が少なくないという事実。
それを考えれば怖いと思わずにはいられないのではないだろうか。
酷い医者から私たちが身を守るには
小林麻央さんが誤診を受けたかどうか、それは今後、もしかすると係争手段などの場で争われてくるのかも知れない。
そのときに初めて入院先の病院名や医師の名前が公表されることとなるだろう。
だが、私たちが小林麻央さんのようにならないためにはどうすればよいのか?
彼女の今の状況を見た時、誰もがこう考えるのではないだろうか。
その方法は二つほどあると言ってよい。
一つにはセカンドオピニオン、つまり今世話になっている医療機関とは別の医療機関、そしてそこに所属する医師の診断を別に仰いで、複数の診断を得ることだ。
もちろんそれでも、どの診断が正しいかという判断はあくまでも主治医の判断にゆだねられることとなる。
それをみた主治医がへそを曲げたりすることがあるかも知れないが、それが唯一のデメリットと言えるかもし知れない。
でもそれは患者と医者にとって、究極的には有益な情報を得ることとなるわけなので、そういう配慮に迷うことなく実行していただきたい。
もう一つはインフォームドコンセントというシステムだ。
患者が医療機関のサイドから診察や治療の選択についてあらかじめ十分な説明を受け、承諾するというもので、これも医者のそういう怪しげな治療を防止するのに役立つ。
最低限誤診を生じなくするためには、このような配慮が必要だろう。
ただ、これに加えて私自身、さらに加えておいて損はないポイントがもう一つある。
それは患者自身が自分のかかっている病気について学習することだ。
そしてそれで得た知識を、自分の主治医などに問い合わせたりして意思の疎通を図っておくとよい。
変に自尊心の旺盛なヤブ医者によくあるパターンだが、専門知識は自分だけのものと考えている場合が多い。
そういう医者に患者の方から尋ねられると腹を立てたり不愉快な様子を見せることが少なくない。
つまりこれはある意味ヤブ医者かどうかを見分ける手段にもなるし、もちろん自分の知識を高めて正しいものとするチャンスにもなるのだ。
最後になるが、今小林麻央さんが入院している病院名は、たとえば山王病院とか聖路加病院、虎ノ門病院そして慶応大学付属病院などが上がっている。
どの病院がそうなのかは私自身にもわからないが、いずれにしてもそういう病院であっても誤診はあり得るだろうし、究極的に自分の命を守るのは自分でしかない。
それをどうか心に刻んでおいていただきたい。
遠藤朱夏(えんどう あやか)