woovivid

アーユルヴェーダ白湯毒出し健康法とは?ただの水が信じられないパワーに変わる理由

健康に最も良い飲み物のひとつは白湯、といってよいかもしれない。
なぜなら他の飲み物にない「毒出し」の効果が大変すばらしいため、というのが理由だ。
アーユルヴェーダという古代インド医学の中でそう説明している。
そして今でも変わらぬ事実のようだ。

白湯は「さゆ」と読み、 単なる“湯冷まし”以外の何物でもない。
だがその決定的な毒出し効果をとらえて現在、急激に注目が集まってきて、ダイエットや美容のための人気飲み物ともなっている。

アーユルヴェーダを見直すなんて、何となく迷信臭い感じもしないではない。
だが白湯はそれほどに安全で健康的な飲み物であることは現在も医学的に証明されているし、また毒出し効果も専門家が本にしているほどだという。

ただの水を沸騰させて冷ましただけの白湯が、どうしてそんなすごいパワーを持つというのか、その理由ととともに飲み方、効果を見ていこう。

スポンサードリンク

アーユルヴェーダは古代インドの医学で健康法

まずその前に、何そのアーユルヴェーダって?という疑問からお伝えしよう。

アーユルヴェーダは古代インドで成立した医学で、現代の西洋医学と比べると、今の医学が病気を治す方に力点が置かれているのに対し、それを予防すべき「予防医学」、つまりどうすれば病気にならないでいられるか、ということを中心にしているといわれている。

古い時代に造られたものだから、大きな病気にかかってしまえばそれで命を落とすことも多かったのだろう、そのために予防に力を入れていたというのは何となくうなずける。

そしてアーユルヴェーダはそれを実現するためには肉体だけでなく、環境や行動、さらには心のあり方までをも含めてその調和を重んじるという立場を大きな柱にしているようだ。

不思議なことに、このあたりの考え方は現代医学でもストレスに代表される、最近になって主張されている精神の状態と病気のあり方との関連とが何となく時代を超えて同じように論じられているように感じる。

私はあくまでも医学は全然知らないが、アーユルヴェーダというのはすごい先見の明なのではないだろうか。
kettle

蓮村誠博士も力説の白湯による毒出し効果とは

今からおよそ3千年前に成立したというアーユルヴェーダ、つまり釈迦が生まれる前に作られているわけだが、その中に白湯の作り方とその効果が説かれていることを、日本のアーユルヴェーダ研究家・蓮村誠博士が驚きをもってその毒出し効果を自著「白湯毒だし健康法」の中で説いている。

その白湯の毒出し効果とは、直接には胃腸、特に腸の調子を整えることで現れるようだ。

白湯を飲むことによって胃腸を温めると、内蔵機能を助けることとなって老廃物を体の外に出そうとする「毒出し効果」がまず生まれる。
そして老廃物を排出する結果、他の臓器の働きも改善され、同時に血の巡りが良くなる。

人間の体は体温が1度上がると基礎代謝が10%上がるといわれている。
免疫機能になると何と5,6倍も上がることが知られていて、実際肌トラブルのある人が白湯の毒出し効果によって改善されたり、アトピーも良くなったということまで報告があるといわれているのだ。

もちろん血行もよくなることから余分な脂肪も体外に出ていくこととなり、ダイエットにもつながってくる。

だから白湯の効果をこうしてかいつまんだだけでもすばらしい効果があるわけだ。

スポンサードリンク

白湯は食欲さえ抑えてダイエットに貢献

その他、私もじかに試してわかったことだが、毎回の食事の前に白湯を飲んでおくと同じくダイエットに効果的だ。

食事の30分くらい前に白湯を飲んでおくと、空腹感を和らげてくれるため、食事を食べ過ぎる失敗がなくなり、逆に小食にしてくれることがわかった。

空腹を抑えるためには水とか炭酸水を飲んだりする方法を知っている方も多いかもしれない。
確かに食欲を抑えるだけの目的ならばそれでも良いかもしれないが、水は逆に内臓を冷やしてしまう。

また、炭酸水は飲むとお腹がふくれてそれだけで満腹感を出させることになるが、水と同じく冷たい飲み物なので代謝や免疫機能を改善するという効果は直接にはないはずだ。

さらに炭酸水はなまじお腹をふくらますことで食欲を減退させるわけだが、逆に胃袋を縮めて小食にしてくれるような効果は薄いかもしれない。
あくまでも個人的な推論になるのだが、なので飲まない時には白湯や水を飲むよりも空腹感に悩まされるはずではないだろうか。

その点白湯というのは、ただ単に空腹を抑えるだけの効果に限らず、ある意味それ以上のダイエット・健康増進のこうかが上のようにたくさんある。
だからそういう多くのポイントから考えても白湯はダイエットに一押しの飲み物にちがいいない。

白湯の作り方―基本的にミネラルウォーターで十分だが水道水もアリ?

その白湯の作り方だが、一番最初に説明したとおり、要するに単なる湯冷ましなので、作り方は一番簡単に水道水を沸騰させて冷ますだけでも良いと思う。

基本的にはミネラルウォーターがよく利用されているようだが、水道水でも沸騰させてカルキを飛ばせば、あのカルキ臭も無くなって美味しくなる。

ただ、水道水に含まれているトリハロメタンは最低10分沸騰させておかないと飛んでいかないので、アーユルヴェーダでも説明があるとおり、ヤカンにかけて10~15分ほど沸騰させるのが良いようだ。
condiment
私の場合カルキ飛ばし機能のあるポットで沸騰させて飲むのが習慣だが、実際トリハロメタンという物質については危険性について確定的なことは言われておらず、そしてそもそも日本の水道水はかなり安全な基準を満たしている。

そんなわけで私は毎日水道水で白湯を作っている。

そして作ったお湯を50~60度の温度になるまで冷まし、それを一回150~200CCほど飲む。
熱いのですするようにして、大体5分、長い時では7,8分かけて飲むのがコツだ。
これを毎食30分前、そして就寝前に飲むようにすると良い。
一日合計800CC程度飲むのがベストといわれている。

そのようなわけで、古代インドの医学アーユルヴェーダで紹介している白湯が、見事に現代によみがえってその効能を再認識されてきている。
美容・ダイエットにも健康のためにも手軽に行えるのでおすすめだ。

最後になるが、花粉症とかアトピーなど、アレルギー症状の一つの特徴として、そういう症状を持つ人の体温が低いことが知られている。
だとすれば逆に体温を上げることによって毒出しを使用とする白湯の効果は、今までのアレルギー症状への対策に大きなインパクトを与えることにもなりそうだ。

花粉症や、今の季節だったら紫外線アレルギーということになるだろうか、そういう症状で悩んでいる方には、ダイエットという女性の一大目的の他に、アレルギー症状改善を目指してこの白湯毒出し効果をぜひためしていただきたい。

遠藤朱夏(えんどう あやか)

スポンサードリンク
Return Top