ああ花粉症が来たな。目のかすみが出た出た。いよいよ春だな。
とか、脳天気なことを言っているのは私のいとこだ。
同じ血を引いているのか知らないが、私だって目のしょぼしょぼやかすみが出て、パソコンが見づらくてへーコラしているのだ。
この時期いよいよ花粉症の到来が本格化して、私などは早いうちにこういう風に目のかすみ、しょぼつきが始まる。
その後には鼻水くしゃみ、と来るのが分かっている。
分かっていながらどうしようもないのだ。
そういう目のかゆみとか、かすみなど、一応眼科に行ったりすることもあるけれど、何とか他に方法がないものか考えて見た。
そしたらあった！
そして試しにやってみたら確かに有効だ。
それはいったいどんな方法だろうか？
目の周りにワセリンを塗ることで、花粉の直接的な刺激を避けることが出来る？
毎年花粉症には万策尽きた感じで、いろいろと花粉症グッズとか薬、または家の中に花粉を持ちこまない方策なども言われていたりする。
ただ、ピンポイントに目のかすみはもちろんだが、鼻水やくしゃみを止めるという作用のある方法がなかなか無い。
医者で薬をもらってみると、どうしてもザイザル錠などの全身に効く薬で、飲んだ経験のある方はおわかりと思うが、めちゃくちゃ眠くなる。
目医者でもらう薬もつけてみるけれど、いまいちだ。
でもそんな花粉症の改善方法で、目や鼻など局所的な部分に効くものがある。
しかもやってみたら素晴らしい効果だった。
実はそれ、ワセリンだ。
ワセリン、特に白色ワセリンを目の周りに塗る。
つぶったまま、上まぶた、下まぶた両方に1，2㎝くらいの幅でむら無く塗っておくと良い。
鼻水、くしゃみのある方は、鼻の穴の周りに同じ要領で塗る。
そして綿棒などを使って、鼻の穴の中にも塗っておくこと。
これだけだ。
でもやってみたらその効果が実感できると思うが、これだけでもずいぶんつらさが改善されるのだ。
かすみが気になる人はこれに加えて目薬を差しておくとよいだろう。
ワセリンが花粉の直接的な刺激をシャットアウト
なぜ花粉症にワセリンが有効か、と言えば、一つには花粉症になぜかかるのか、と言うことを考える必要がある。
花粉症は空中に飛んでいるスギやヒノキの花粉が皮膚や目、鼻などの敏感な肌や粘膜に付着して刺激し、アレルギー反応を起こしてしまう症状だ。
ところがそういう部位にあらかじめワセリンを塗っておくと、花粉による直接的な刺激を避けることが出来る。
これがワセリンによって花粉症の症状が劇的に軽くてすむ理由だ。
かすみ目とともに花粉症が目に出る方によくあるのは、目がかゆくて手でこする頻度が多くなること。
そうすると周りの肌が乾燥に負けてしまって荒れるし、よけいしょぼついてかゆくなってしまう。
加えてこの季節、空気も乾燥しているから代謝も悪くなって症状も悪化してしまうのだ。
ワセリンを塗ると、保湿作用があるので過度の乾燥を防いでくれるし、また元々単一の油分だから、体にしみこんだりして肌に悪影響を与えることもない。
しかも白色ワセリンはそれでいて大変安価だ。
私と同じ症状の方は一度試してみると良いだろう。
帰宅後はまつげや目を洗浄し、ワセリンを
花粉症を持っている人の内、8割は目にも症状が現れると言われている。
普通はかゆみが出やすいが、私のようにパソコンなどで目を酷使しているとかすみも出てきたり、ピントが合わなくなってきてしまうなどの不具合も出るようだ。
いずれにしても花粉症による目の負担がきつくなるこの時期には、
「医者が出す薬以外に自分で日常生活など注意するしかない」
と言うのが、私の経験値の上で感じたこととなる。
他の方々も同じ意見だろう。
必ず眼科で診察を
ただ、ワセリンを塗ることで症状が軽減するとは言え、あくまでも目に関することなので、一度はぜひ眼科に行って具体的な症状、正確な原因を突き止めておいていただきたい。
ワセリン、特に白色ワセリンはそういう医師も医療現場で使っているほどに安全性の高いものになる。
もちろんよくご存じの通り、肌の保湿剤としてコスメやスキンケアにも多種多様に利用できる。
だからその使い方は工夫次第でこういう風に、目のかすみにも役立てることが出来る、と言うわけだ。
この方法、私はいとこの女性から教わった。
いとこがパソコンで調べて情報を見つけ、自分で最初やってみたらしい。
「でもワセリンは塗りすぎるとテカテカになっちゃうからね」
と言う注意ももらったのだが、そのいとこの目の周りもテカっていた。
薄く塗れば良いと思うけれど、この時期まあちょっとやそっとはしょうがないかな、という感じかも。
最後になるが、ワセリンは乾くのが早く、4時間くらいで乾いてしまう。
だからその際には再度塗り直しておくことをおすすめしたい。
とにかくまつげに付着した花粉を洗い流す、顔を洗うことを帰宅時はお忘れ無く。
遠藤朱夏（えんどう あやか）
