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ワセリンを痔に塗るとすばらしい効き目!病院に行かず自分でできる治し方とは!

ワセリンを痔に塗ることを続けているときれいに治ってしまう。
とりわけ切れ痔にはすばらしい効き目を発揮してくれるのだ。

ワセリンを痔に塗るとなぜそんな効果があるのか、ピンと来ないかもしれない。

だが痔持ちの方は肛門科で診察してもらった方も多いはず。
その時、痔に塗る様にと、医師の先生からワセリンを処方してもらったりしたはずだ。

だからワセリンを痔に塗るというのは、医学的にだって間違いなくしっかりした根拠がある。
本当にすごくよく治るし排便もラクラク。
知らないと損なのだ。

でも肛門科に行くのは恥ずかしくて、誰だって気が引けてしまう。
そこでこっそり正しい方法をお教えしてみよう。

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なぜワセリンを痔に塗ると治るのか?

その前に、一体なぜワセリンなどを痔に塗ると治ってしまうのか?
この疑問にズバリ切り込んでみたい。

痔の中でも切れ痔にワセリンが効く、というのは三つの理由がある。

1.切れ痔による裂傷を保護して潤いを保つ。
2.便が肛門の傷に入り込んで不潔になってしまうのを防いでくれる。

3.排便前に痔に塗ることで固い便を出す時、ワセリンが潤滑油の役目をもしてくれる。このため本当に楽に排便することができる。

こんな具合に肛門の周りをしっかりガードしてくれるので、自然治癒が早く進んで治りやすくなるのだ。

ワセリンは元々石油から生成されたもの。
単一物質のためもあり、すごく安定性が良い。

しかも基本油なので、水とも混ざりにくく、皮膚に塗っても透過性はゼロ。
だからこんな風に肛門や傷口に塗ることだってできてしまう。

こういう豊富なメリットがたくさんあるから、ワセリンを保湿剤として化粧用や肌の潤いを保つために使っている方もすごく多い。そういう方はなおさらご理解いただけるにちがいない。

また、ひび・あかぎれややけど・日焼けの痛みなどにも使えることでもよく知られている。

もちろん刺激がほとんど無いから、皮膚や傷口に塗っても副作用もない。
本当に保湿力の優れた万能薬なのだ。
ワセリン

ワセリンの種類はいろいろ!どれを使えば良いの?

そのワセリンだが、まず痔に塗るために使うのはズバリ「白色ワセリン」。

ワセリンは単一の油分からできている物質で、肌にも浸透しにくく、それでいて傷や肌を保護する効能が強い。
ワセリンにはいくつか種類があり、そのうちでも白色ワセリンなら、ほぼ万能に体に塗って使えるものになる。


白色ワセリンは厚労省でも第三類医薬品として認められていて純度も高く、医師も処方するほど信頼性がすぐれている。

しかもそれでいてお値段も高くはない。
私も通販で買ったけれど、ドラッグストアでも普通に売っている。
ボトル50g程度で600円〜800円と、普通の他の薬よりもずっと安いくらいだ。

ただ、とりわけ肌がデリケートな方の中にはかぶれたりするような方もいないわけではない。

その時にはもっと純度の高いサンホワイトやプロペトをおすすめしたい。
ちょっと値が張るけれど純度が究極的に最高だ。

肌の弱い方は初めからこちらの方を使ってみていただきたい。
プロペトなどは眼科医が患者の瞼に塗布したり、赤ちゃんの肌に塗ったりするのに利用されるくらい純度も高く信頼性もよいといわれている。
唇の粘膜に塗ったり、敏感肌の方で肌トラブルが心配な方だったらむしろ最初からこちらをえらぶべきだろう。

毎日数回、排便前と後に塗る

そして実際に痔に塗る方法になるけれど、来れも次の三つをやってみていただきたい。

1.排便前
 排便前に塗ることで便や異物が傷に入り込まないようにし、排便が楽になる。上にもちょっとご紹介したとおりだ。

2.排便後
 排便した後、私も経験があるけれど、痔持ちの方はなかなかきれいにならないものだ。
だから余計キツく肛門周りを拭いてしまうのだけれど、こうすると余計そこが乾燥してしまったり、傷が悪化して治りづらくなってしまう。

そういう肛門周りの傷を保護して保湿する、バリア機能のために必要になってくる。

3.毎日数回
 人によっては一度痔に塗るだけでその日一日くらいは落ちないですむ、と言う場合もある。

でも肛門周りの箇所によってはすぐに落ちてしまう場合もあったりするから、念のため一日に数回、上の排便前、排便後とあわせて塗り直すことがおすすめだ。

特に暑い季節などになると蒸れやすい部分でもあるし、汗だってかくはずだ。

ワセリンは“水を通さない”と言うことで保湿効果は抜群だけれど、同時に発汗した時の汗をも皮膚の上にこもらせてしまう。
その結果、あせもができるなどのトラブルが起きないとも限らないのだ。

だから、そういう季節にはやっぱり配慮した方が良い。 

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実際試してわかった?ベトつくので塗りすぎに注意!

ところで、そんな万能薬みたいなワセリンだけれど、やっぱりどこかに短所というのはある。

化粧でよく使う方だったらおわかりだと思うけれど、基本的にワセリンはベトベトになる。
これだけは注意した方が良い。

私は夏に首の後ろが日焼けした時に塗ってみたことがあったけれど、なまじ直に自分の目で見れないところだったから、大雑把にサニクリーンみたいに左手で塗ったことがあった。

そうしたらブラウスの襟首のところに見事に付着。
後の手入れが大変になったことがある。

痔に塗る時にも、基本やっぱり見えないところに塗るから、手触りや目分量にどうしてもなりがちだ。

そして、塗りたいところに一発で塗れれば良いけれど、失敗して何度も塗り直すと、結局塗りすぎ。
下着を汚すなど、困ったことにもなりかねないのだ。

塗りすぎないようにする方法は二つある。
・鏡を複数使って、痔に塗る時に場所をはっきり見る。
・回数をこなして「塗り慣れる」。

特に2番目の方法には、一日数回塗り直すことが役に立つ。
塗る回数が増えれば慣れるのが早いからだ。
肛門科

功罪!あくまでも自然治癒力を高めるために使うこと!

ここまでのご説明で、ワセリンを痔に塗るだけですばらしい効果があること、塗り方にはコツがある、と言うことがおわかりになったと思う。

けれども最後にもうひとつ、すごく大切なことをお伝えしておきたい。

それは、あくまでもこういう使い方は、体の自然治癒能力を助けるためだと言うことをぜひ覚えておいていただきたいのだ。

中には効果がすばらしいので、ちょっとお尻周りがおかしくなったらいつも使おうと考えている方もいるかもしれない。

だがワセリンというのは長期間塗り続けていると、自然治癒能力を落としてしまうことになる。
肌や皮膚がトラブルや傷などを自分で治そうとしなくなってしまうのだ。

そうするとかえって傷や痔などが治りづらくなってしまう、と言う怖い事実があるから、注意が必要だ。

普通に肛門科の医者にかかるなどしたら、こういう治療法は一定期間の間にとどめるように処方される。
それが自分だけで治そうとすると、そんな期間もおぼろげでしかない。
これが怖い落とし穴となる。

だから恥ずかしくても一度肛門科に診察を受けること。
その上で治療の期間など、詳しく尋ねてみて、自分でやってみても大丈夫か確認すること。

他の病気の可能性だってあるから、究極にはこれが一番おすすめで無難だ。

ぜひ心がけていただきたい。

遠藤朱夏(えんどう あやか) 

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