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都合のいい女をやめた人はスッキリ?将来泣くだけの関係を終わらせる決断の仕方!

都合のいい女を思い切ってやめた。
そしたらスッキリした。メリット絶大だとほほえむ友人がいる。

都合のいい女になっている、というのはやっかいだ。
相手の男性がたとえ浮気していようと、何だか怒れない、なかなか別れを切り出せなくなっている。

自分に勇気が無いのか、それとも男性の術中にはまり込んでいるのか、指摘するところは指摘し、怒るところは怒ることが大切なのに、どうしても彼氏の顔色ばっかりうかがう自分に嫌気が差してくる。

でも、だからこそ「私はもうあなたの都合のよい女でいることはうんざり」「もうこんな関係やめた!」と宣言して、その時点で彼氏を雑に扱うように努力すべきなのだ。
そして自分の都合をきちんと前面に出す。
振り回されすぎないことが肝心だ。

数年付き合っていながらなかなか結婚の話となると耳を貸さなかった彼氏に対して、その彼が人づてに他の女性と付き合っていることがバレた直後、そういう「都合のいい女をやめた」宣言した友人がいたりするが、その彼女のいきさつをケーススタディとしてちょっと見ていきたい。

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アラサーの世代の私たちにとって、婚活は切っても切れないし、だからといっていったん何とか出会いにまでこぎ着けた彼氏をむざむざ切り捨てるのももったいないという意識が先に立つのも事実だ。

でも、だからこそ毅然としなくてはならない部分も多い。
ズルズルよくない関係を断ち切るためにも、彼女の交際関係を見てみたい。

友人から紹介されていた彼氏が、実はその友人と関係を続けていた

その友人のいきさつは、最初から驚くべきものだ。

彼女の友人の女性からイケメン男性を紹介され、一目惚れみたいにして交際を始めたと言うらしいのだが、その彼氏、彼女が付き合う前にも、そして付き合って同棲生活をしていた時でさえも、実のところその友人の女性とはずっと男女の仲だったという。

付き合って1年後、ようやくそのことに気づいたという話だが、それでも友人の彼女は交際をやめなかった。
つまりこの時点から彼女は都合のいい女に成り下がっていたことになる。
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こういう女性の共通点だが、自分があまりぱっと見栄えのしない女だというのを痛感していて、逆にそういう自分に対してイケメンで颯爽としたかっこいい彼氏が寄ってくると、どうしても引っ込み思案になってしまう。
「だから私もそれが分かった時点で、もうやめた、あなたの言いなりになるのはごめんだ、と言えばよかったんだけどね」
と彼女は続けている。

本来ならばここで彼氏に親友の彼女との「関係」を問いただして、はっきりさせるべきだったはずなのだが、結局彼の機嫌を損ねたり、また紹介してくれた友人の女性との仲が悪くなるのを気にして言えなかったという。

そして元々そういう彼氏を紹介してくれたという女性というのが、実のところ彼女と大の親友、仲良しの女性だったというのだ。
「だからなまじそう言うことを切り出せば、彼女と私の関係にヒビも入ってしまうし、過去にも彼女にはいろいろ助けてもらったりしたことがあったのよね。
今考えれば、それも下心のうち、なんて人間不信みたいになってるけれど」

親友と呼べる女性というのもなかなかありそうであり得ないものだ。
同じ同性としてそれは痛感している。
結局彼女が都合のいい女であることを半強制的に続けさせたのは、彼氏とその親友の彼女との画策となる。

なぜ親友のはずの彼女に、その女性は深い仲になっている彼氏を同性までさせていたのだろうか?

これにも実は驚くべきカラクリがあって、彼女と交際が始める前にも彼はその親友の彼女と同棲していたようだ。
ところがひょんなことで彼氏が勤めている会社が火の車になり、リストラを喰って生活の維持が難しくなった。

そこで二人は窮余の策として、女性の方は彼氏と別れるフリをして同棲をやめてそれまでの住み家を引き払い、ほぼ同時期に彼氏を(私の)友人の彼女と引き合わせて同棲生活をさせるように仕向けた、という具合だ。

「だから友人の女性とは彼氏は切れなかったし、私はあくまでもその場しのぎで生活を支えてくれるだけの女でしかなかったんだよね」
そして恋愛の目的で同棲生活となれば悪いようには扱われない、そう目論んで彼女の元に転がり込んだ、ということのようだ。

イヤ酷いと言えば酷い。

彼女がそれでも別れを切り出さなかったのは

それを知っても彼女、結局それが分かった後でも約1年くらいはズルズル「同棲」生活を続けていたという。

そんな生活、やめた他の女性に聞けば納得がいくのかも知れないが、ほのかな期待がどうしても浮かぶからやめられないのだ、と彼女は続ける。

要するに、
「今はこういう関係だけど、そのうちきっと私のことを分かってくれる」
「私ががんばれば、彼もきっと私に目を向けてくれるはず」
とか、都合のいい女に特有の“自分に都合のいい解釈”をしてしまうという理由が一つある。

面倒は嫌い、嫌われるのもイヤ、優しくしてあげれば分かってもらえる。

こういう思考だろうか。
でもこれが一番大きな都合のいい女になる温床かも知れない。

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やめたいと思ったら「すぐに」やめることが大切

だからそういう風に考えること事態、すでに彼氏の術宙にはまっているといってよいのではないだろうか。

よくある「時間をかけて彼氏を説得する、愛情を向けていれば間違いなさそうだ」という、まるで上から目線のマリア様のような考え方。
別に私はキリスト教徒ではないけれど。笑

だが、結局そういう風に振る舞えば振る舞うほど、相手は増長してしまうこととなる。
相手の男性側にとってそういう都合のいい女は「都合がいい」と決めつけて、それでいいのだ、と忘れてしまうのだ。

なので、彼女もようやく気づいてついこの間「やめた」宣言して同棲生活を引き払い、無事一人暮らしに戻っている。
「はっきり言って、こういうのはやめたいと思う時にやめるのがゼッタイ『吉』。ズルズルタイミングを見ていると、結局自分を自分で縛るような思考しか出てこないんだよね」

「別れて今はせいせいしているけれど、同時に思い出して一番腹が立つのは、やっぱりこちらだって寂しいし、将来が不安だから付き合おう、同棲してみようと思うワケじゃない?
そういう弱みにたっぷりつけ込んで来るのがそういう『都合のいい音を当てにして利用しようとする男』だよね」

「確かにやめた、と宣言するのは勇気がいるけれど、人生長い目で見ればそういう勇気も持たなきゃ、と実感したの。
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そして彼氏を紹介してきた元“親友”。彼女にもはっきりこの際付き合いをやめる、と言ったんだけど、もう完全にメアドも携帯番号も変えたし、連絡が来ないようにしてしまっているんだけどね」

そしてまさかと思うけど、と彼女に付け加え、何らかの形でこれ以上接触しようというようなら警察沙汰にするのも辞さない、とまで伝えたらしい。

違法行為になる案件があるのかどうか分からないが、彼女自身は弁護士との相談も含め、今そういう案件を法律関係の本やネット上で鋭意勉強中だという。

都合のいい女をやめたら明るくなった?

そして私は彼女しか知らないが、ネット世間の情報などを見てみると、都合のいい女をやめたらスッキリした、ホッと出来た、と言う声が多い。

きっと今の今までそういう彼氏に依存しまくられ、自分が自分でイヤになっていた、そういうストレスもあったのだろう。

私自身も別に今付き合っている男性、彼氏が何もこちらを都合のいい女と見ていないはずなのだが、それでもこちらの都合を無視してデートや食事などに誘ってきたりすると不愉快になる。

でもそういう不愉快な時に変に自分の都合を押し殺すことこそ問題になるはずなのだ。
彼女のケースは極端と言えば極端だが、これに準じる形で交際中の男女の関係はとかく起こりやすい問題になる。

はっきりと都合のいい女を私やめた!というのは相手にとっても自分にとってもショッキングな物言いだが、私の場合はそういう切迫した関係になる前にそれイヤだ、私こうしたい、と姉様女房みたいに彼氏にせっつく。

それが一応防波堤になっていると思うのだが、もしかしたら私もけっこう性格がキツイと自認しているような女なので、彼氏の方が自分自身を
「俺って都合のよい男かな?」
と思い始めているのかも知れない。笑

山口昌子(やまぐち あきこ)

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