通勤などで毎日のように電車を利用している方は、本当に大変だ。
電車が嫌いでストレスが限界だけれど、仕事や生活のためにはしょうがないという方もたくさんいる。
そんな「電車?大嫌い!」な方たちのために、何とかしてストレスをなくし、もっと「根元」のところから楽にならないだろうか。
その可能性を秘めた3つの行動をお伝えしてみたい。
電車が嫌いな人もこれでストレス激減?
誰でも満員電車は嫌いだし、ストレスが激増。
その経験がトラウマで、その後電車に乗れない、乗るとストレスで体調を崩したり吐く人だっているようだ。
でも嫌いなものは嫌い、とはストレートに行動に出せないのが世の中。
出したらそれこそ生活が壊れてしまうことになる。
だからまずは電車が嫌いでも乗るしかない。
でもそのとき、とにかくストレスをミニマムに軽減できないだろうか?
そこで考えられるのが、下の3つの行動になる。
- 電車を利用する時、特に貴女が嫌いな条件が増える場所や時を避ける
- 利用する機会を減らす、またはなくす
- 自分の体調、特にメンタルの部分を整える
特に「3」に着目!自分のメンタルをコントロールしよう!
でも、一番効果があって大事なのは、実は「3」のはず。
なぜかと言えば、「電車が嫌い」とか「ストレスがたまってやりきれない」という苦情は全部メンタルに直結する悩みのはずだからだ。
正直言って、「1」や「2」はすぐ考えつくかも知れない。
それでも四苦八苦しているからこそ毎日大変な思いが積み重なっているにちがいないのだ。
だから
- 朝のラッシュの時間を避ける。
- 終電など、遅い時間の乗車も何とか工夫して乗る機会を減らす。
- 嫌いな路線を避けて別な路線で通勤してみる。
というのが手だろう。
また、「2」は
- 車やバス、自転車通勤を何とか考えてみる。
- できる範囲で通勤に電車を使わない仕事を考えてみる。
※なお、ちょっと付け足すと欧米では「カープーリング」という相乗り方法が広がっている。
近場に住む人同士が一台の車をライドシェアして通退勤するという方法だ。
もしかしたら今後、日本でも利用されるべきかも知れない。
電車に乗るのが嫌いだし、誰だってストレスがたまるのはわかる。
だが結局は、いつもいつもそんな自分の思い通りになるわけがない。
それどころか、現実にはどうしてもそんな悪環境を我慢しなくてはならないことがずっと多い。
だからストレスに振り回されて、そこから結局体までおかしくなっていくのではないだろうか。
ということは、何とかしてそういう悪環境の中でもなるだけメンタルをフラットに持って行く。
そういう対策が一番大切になるのではないだろうか?
私が「3」を最も大切だと主張するのは、こういう根拠がある。
乗る前や後に深呼吸をしてみよう
じゃあどうやったら電車に乗ると過剰発生するストレスをコントロールできるのか?
ストレスをなくして楽にできるのか?
その一つの方法として、乗る前や乗った後に深呼吸を何回かしてみるのがおすすめになる。
ストレス解消法!女性1人でも簡単にできる、心と体に優しい2つをご紹介!
深呼吸は人の体の動きの内、一番心に直結してそれを平静に持って行くための方法になる。
駅のトイレや、人混みを避けた場所で、姿勢を正してちょっと深く息を吸って吐く、これだけの動作でしかない。
なお、騒音が嫌いで、たとえば混雑した駅の雑踏や人の声がうるさいところなら、ウォークマンで緩やかなBGMを聞きながら、深呼吸してみると良いだろう。
誰も気づかない?簡単すぎてしかも気持ちがリラックス
実際、深呼吸を数回やってみればおわかりの通り、少々のイライラとか感情の波立ち、不快な思いはけっこうこれではね飛ばしてしまうことができる。
ただ、どうしてもストレスのたまったときには目先のことばかり気になるので、電車という“モノ”ばかりに気を取られてしまう。
だから、どこに着目してそれを修正するべきか、しっかり見極めることが大切になる。
言い換えれば、自分の気持ちを落ちつけることこそが一番の解決策。
このことになかなか気がつかないのかもしれない。
特に満員電車の場合、よく言われるけれど呼吸が浅くなりがちで、脳が酸欠状態になりやすい。
そうなると余計にマイナスの感情もどんどん増えてしまう。
でも、立ち止まって5回~10回くらい、さりげなく深呼吸するだけで気持ちが軽くなる。
こんな簡単な方法でストレスが楽になるから、本当に人間って不思議だ。
今の仕事が好きなら努力はしてみよう
そんなわけで、通勤などでいつも電車を使う方のために、メンタル的にストレスを押さえて上手くつきあう方法をごく簡単にお伝えしてみた。
もちろん今の仕事が嫌いとか、今チャンスで本気で転職を考えているような方だったら、むしろそんな余分なストレスはまっぴらごめんとばかり退職してしまうのも良いのかも知れない。
でも、今の仕事自体が楽しかったり、自分にとっては適職にちがいないと信じていたりするなら、何とかして電車と上手に付き合うことを考えていくことも大切になる。
そのとき、どれだけ上手にストレスをなくしていくかが、貴女自身にも仕事の進展にも一つのキーポイントになるにちがいない。
そして最後についでながら。
結局、社会人として仕事をしている限り、甘いことを言いたくはないから、と電車のストレスに耐えて毎日を過ごしている。
それが普通の方たちだと思うけれど、その嫌いな気持ちとか、イヤな感情は必ず気持ちのどこかに残る。
そういうものは、やっぱり自然と顔や行動に出てくるし、そうなると変な話、婚活とか彼氏との関係にもいろいろ影を落としてくるかも知れない。
そうならないためにも最低限、深呼吸などでメンタルをしっかり健全に保つ努力を忘れないでいただきたい。
遠藤朱夏(えんどう あやか)