いつ止まるか分からない、職場のおしゃべり。
聞かされる方は迷惑この上ないし、イライラして仕事の能率だって落ちる。
そんな同僚にとっても職場にとっても大迷惑なおしゃべり、どうしたら撃退できるのだろう、などと永遠の悩み事に今日も頭を悩ませる。
「ううっもうやめんか、こっちは泣く子も黙るPMSの真っ最中だっつーの!(泣)」
とか、よけいイライラがつのったり。
でも、職場というものの考え方、視点の持ち方で、撃退したり、逃れることもできそうだ。
そのためのステップ、2つほどご紹介したい。
1⃣上司に相談!仕事の効率低下をタテに迫ってみよう
職場のおしゃべりが「うるさくて集中できなくて迷惑千万!」とはいえ、なかなか注意したりできないのが、やっぱり職場というもの。
うっかり注意しようものなら、後でどんな仕返しをされるか、ぜったい怖い!
だから、なるだけ同僚を複数連れて、みんなで上司か経営側に真剣に相談すること。
特におしゃべりで気が散る、仕事をじゃまされて効率が落ちる、などと業務上の支障になっていることをタテに取って話してみることがおすすめになる。
経営側にとっては、そんなふうに仕事の能率に差し支えているとなれば見逃せるわけがない。
特にお店などの接客業では、そういう従業員同士のおしゃべりが弾んでいる姿をお客様に見せれば不快になること間違いなし。
だから、たとえおしゃべりを続けている当人が上司とか先輩、お局みたいなちょっかい出しにくい人だとしても、そういう風にお客様さえ迷惑している、と告げるのが一番効果的ではないだろうか。
結局職場に長居して、経営側にも顔が利いたり発言権が強いこともあったりする。
そうなると経営側もおいそれと彼らにもの申すことも難しいケースだってある。
ましてそういう強みのない私たち一般の従業員にとってはよけいハードルが高いはずだ。
そのハードルを一番効果的に取り払い、迷惑なおしゃべりを経営側でさえも青ざめさせる事ができるのはやっぱり仕事への影響。
仕事の効率がくだらない職場のおしゃべりのために低下している、と現場の私たちが束になって打ち明ければ、放っておけなくなる。
2⃣聞き届けられなければ、割り切る、見切りを付ける
実際、そんな迷惑を受けているわけだし、冗談抜きで従業員を監視すべき上司や管理者が、おしゃべり連中のリーダーになっている場合もあったりする。
けれど、そういう集団訴訟みたいな私たちの行動があったにもかかわらず、職場によってはやっぱり処置なしなケースもある。
そういう時はどうしたらよいだろうか?
取るべき態度は二つほどありそうだ。
- 一つには、「そういう職場だから、マジメに仕事してもムダだよね」みたいに割り切ること。
- もう一つは、「イライラするだけ馬鹿馬鹿しい!さっさと見切り付けて転職を考えた方が良いかも」と、究極の選択をすること。
「上」もそういう悪い仕事環境を直そうともしないでおしゃべりを野放しにしている。
そして、従業員の言うことも聞き入れてくれない。
だとしたら、自分ががんばるほど損をするようなものだ。
そういう職場では、自分一人ではどうにもならないことが多すぎる。
究極の選択になるから、軽々しくは決められないけれど、ここはあまり根を詰めすぎず転職まで視野に入れておいた方がよいかも知れない。
「自分に合わない職場」を我慢するのもほどほどに
なぜそこまで考えるべきかと言えば、冗談抜きで、健康にだって差し支えてくる。
他の同僚などが仕事に来ているはずの職場で楽しくおしゃべり。
マジメに仕事に精を出している人から見れば迷惑だし、イライラもする。
そのイライラがくせ者で、いつもそんな目に遭っていることで、健康に心配だって出てくるかも知れない。
仮にそれが元で体を損ねたりしても、ふつうに病気をするよりもずっとバカバカしくないだろうか?
だから仕事に特別な思い入れがあるのなら別だけれど、そんな迷惑なおしゃべりを平気で許す職場。
なんだか先行きだって怪しいかも知れないし、もっとよい職場も探せばあるかも知れない。
上司や経営側が動かなければ、その職場は終わっている?
最近のオフィスなどではデスクをブース化したりして、従業員が無駄なおしゃべりをさせないようにしているところもある。
けれど一方で、おしゃべりに悩まされている声もたくさんあるし、同時に現場ではそういう問題をスルーされていたりする。
うるさいけど注意できない、上司も経営側も許しているところがあったり、すごく微妙な従業員同士の人間関係が影を落としていることだってある。
でも、そういう職場の環境をしっかりと管理して、よい方向に向ける義務は経営側や上司にあるはず。
だから話は戻るけれど、そういうことを経営側や上司が放棄したりできないようでは、やっぱり終わっていると言われてもしょうがないのではないだろうか。
職場もいろいろある。
でもその中で、やっぱり自分の健康にまで響いてくるような不快なおしゃべりがなりやまないようなら、「転ばぬ先の杖」で、早めの転職や退職を考えること。
それも絶対に考えすぎではないにちがいない。
遠藤朱夏(えんどう あやか)