中古女、というといかにも女性を数段下に見る様な言い方かも知れない。
だが、中古女と結婚したくないという表現、その背後に男性のもの凄く複雑なメンタルが隠れていることをご存じだろうか。
女性も男性も恋愛関係が進んでいくと、お互い要求するものは決まっているが、いざ結婚の話になるとそういう経験を経た女性、つまり中古女と結婚したくない、とカラダのレベルではっきりと自己主張してしまうのが男性だ。
男性の立場に立って語っているのだが、じゃあ一体結婚前に私たちがしている恋愛自体は一体何だというのだろうか?
単に結婚に至るまでの“予行演習”みたいなもの、それは分かるけれど、最後の一線を越えた関係になった相手と何かの拍子に別れ、他の人と一緒になったとき、結局はそのことにまで話は及んでしまうことになる。
30過ぎても男性経験なしは一つのメリットあり!
中古女と結婚したくない、という表現、女性にとってはもの凄く侮蔑的にも聞こえるかも知れない。
またそれが男性の偽らないいちばん底の本音だとすれば、「経験済み」で未婚、今現在結婚相手を鋭意捜索中の女性にとっては途方もない最後通牒のようなものだろう。
つまり中古女と結婚したくない、というのが大多数の男性の本音だとすれば、女性にとっては自分が結婚する前、過去に付き合ってそこまでの関係になっていた別な男性との関係がバレでもしたらどうなるか?ということだ。
他人に肌を許した自分の妻。
しかもそれを結婚した後ですら隠していた。
非常に法律も絡んで難しい問題かも知れないが、一つ言えるのは夫である男性にとってはとんでもなく(肉体的にも)ショッキングな行為になる。
場合によってはその後の夜のことが全く不全になるほどのようだ。
中古女と結婚したくない、という男性側の主張、一見確かに暴論にも見えるかも知れない。
だが現実的に肉体的な、本能的なレベルで男性はそういう状態に陥ってしまうことが往々にして生じると言われている。
だからこれは男性が心の底から絞り出している本音でもある。
これは認識しておいた方が良いだろう。
このことを知ったら安易に結婚前、婚約者以外の男性と過去に「大きな出来事」を造ってみて、男性というものを知っておいた方が良い、というような風潮。
じっくりと考え直す必要があるのではないだろうか。
一方、そんな風潮の中、私のように30過ぎてもいまだ鳴かず飛ばずで男性から声すらかからないような女。
あくまでも一つの意味としてではあるけれど、それはそれで安心できるかも知れない。
要するに言い切ってしまうには問題があるけれど、決して小さくはないメリット、と思っても良いのではないだろうか。
中古女と結婚したくないという男性の本音を真剣に考えた方が良い?
そしてなお恐ろしいことに、中古女と結婚したくない男性の方がそうでない男性よりもはるかに、圧倒的多数のはずなのだ。
それは多くのケースとして、結婚後、嫁が他の男性とも過去に経験があったことがバレて離婚に至ったり家を出て行った、家庭の空気が恐ろしく冷たくなってしまった事は良く聞くものでもある。
女性にとってみれば、恋愛中でも結婚生活中でも彼氏や旦那が外で浮気したり不倫したりするのと何ら変わりはない。
というより、男性はそういうわけで特に夜の事情などは女性よりもはるかにデリケートな部分も多い。
だから男性がそういう別な女性をつくるのも不愉快きわまりないことにはちがいないけれど、ある意味それ以上に、家庭崩壊もあり得る。
家庭生活も女性にとっても大きなマイナスが待っていることになる。
中古女と結婚したくない、という言葉は一見乱暴そうな表現でも、男性の本音を見事に表した、そして見過ごしてはいけないことでもある。
だからもしも結婚前、夫とは別な男性とそういう関係を経験している女性は、まずもってその事実を絶対に死ぬまで隠し通すことしかない。
それ以外に家庭や生涯を円満に過ごすことは難しいだろう。
もちろん今の世の中、たしかに他の男性と幾人も交際経験のあることを結婚前に承知して、あえて結婚する男性もいないことはないかも知れない。
そういうモテ系の女性が未婚だったら、一言で言うのも難しいがやはりそういう男性がいちばん家庭生活に入っても波風立たない生涯を過ごせるのではないだろうか。
アラサーで恋愛未経験でもちゃんと結婚できる価値あり!
よくアラサー以上でいまだ恋愛経験なし、などと私たちも言われることがあるけれど、こういう風に見てみると、それなりに「最後の砦」みたいなものはしっかり守っているんじゃないかと思う。
中古女と結婚したくない、というのが男性の本当の本音だとすれば、その条件に私などはすっぽり収まっている。
あくまでも他の条件は無視なのだが。笑
だがハナシは戻るけれど、恋愛経験が大切だ、将来家庭をもつにあたっては男性の気質とか考え方を知っておく必要があるから、などと良く私の知人なども語っている場合がある。
それはそれで一つの理屈かも知れない。
だが、カラダの関係がたとえなかったとしてもはたしてそういう恋愛経験、つまり結婚前に他の男性とデートしたり食事したりというのは、結婚相手の男性のみにとっては確かにマイナスにしか働かないかも知れない。
もちろん女性にとっても同じことは確かに言えるだろう。
結論。
中古女と結婚したくない、逆に中古男と結婚したくない、というのが一つの双方の願望の到達点になると思う。
ぶっちゃけ現実からずいぶんと離れている、天然すぎる思考かも知れない。
でも、上の要件を満たす結婚をした時が最もひとまず円満名家庭を築く秘訣になる、これは確かなはずだ。
お互いに嘘偽りなく恋愛など未経験な二人が、心底意気投合できて結婚する。
これを目指すしかないだろう。
理想が三乗くらいしているかも知れないけれど(笑)、まずはこれでシメておきたい。
遠藤朱夏(えんどう あやか)