関東甲信越地方が梅雨入りになったと発表され、いよいよ鬱の時期がやってきた。
普段は普通に過ごしている私なども、やっぱりこういう梅雨の季節だけはね、と鬱のプチな症状。
毎年のように辟易している。
梅雨になるととにかく雨がち、曇りがちで目に入る景色や光景も何や薄暗い。
鬱ではないけれどこう薄暗くてじとじとした中で過ごしていると、どうしてもそういう落ち込んだ気持ちになるような症状だって現れる。
女も腐るのだ。
こういうとき、一番良いと思う対策、そして簡単な方法をぜひお伝えしてみたい。
梅雨で鬱の症状が出たり悪化する、そもそもの原因は気圧と寒暖差?
梅雨の時期、雨が降ったり曇り空になったりすると、なぜそういう鬱の症状が出たり、プチ鬱、あるいは元々の鬱の症状がきつくなったりするのだろうか?
良く話のタネになることだけれど、梅雨をはじめ天候が崩れたりするときには決まって気圧が低下する。
そして特に梅雨どきなら湿度も高くなるわけだ。
さらに、“梅雨寒(ざむ)”という言葉があるとおり、梅雨というのは暦の上では夏の一部のはずなのに、結局日が差さないで雨続きになったりして、その気温も変動が激しくなりがちになる。
ひと月前の5月よりも涼しい日も多いはずで、現に昼間ずっと雨のしとしと降る今日など、私も外出する時には普段の夏の服装では涼しすぎたので、上に一つ羽織って出掛けてみたりしている。
そういう時に鬱の症状も含めていろいろと体調悪化する症状を一様に「気象病」などと呼ぶことがある。
その原因は特に気圧の低下によって自律神経のバランスが崩れるためと言われ、頭痛や冷え、眠気やだるさなどを自覚することが多いという。
私などは、鬱っぽくなるせいか、言ってみれば「やる気なし病」みたいな感じになる。(笑)
でも気象病は、あくまでもそういったお天気や季節に関わるものだから、梅雨のような特定の時期が終わってやがて安定したお天気が続く季節になったりすれば、自然と終わってしまう様な病気だ。
だから本来は我慢すればすみそうな感じのものかも知れないけれど、やっぱり最近はストレス社会。
普段でもちょっとした鬱の症状を持つ人は多いし、またそういうストレスからいろいろな心身に関する軽めの病気も会ったりなかったりする。
悲しいけれど私たちアラサーや30代女性だったら経験している方が多いはずなのだ。
プチ鬱、梅雨鬱を吹き飛ばそう!こういうことをぜひ実行!
そういった梅雨の時の鬱の症状、病院に行くほどのことない人が大半かも知れないが、それでもあったらあったでこの時期は毎年うっとうしい時期に感じてしまうはずだ。
そこでどうしたら、こういう時期を上手く乗り切れるか?
それを考えた場合、二つの方法がある。
簡単で、すぐにでも実行できるものも有るので、ぜひ試して頂きたいのだが、その柱となるのは二つある。
次のようなものだ。
1.体を温める。
体温が低いとどうしても自律神経のバランスも崩れやすくて、免疫力や基礎代謝も低下する。
そうなると鬱の症状とか自律神経失調症がきつくなりやすいし、冷えや肌荒れも起こりやすくなる。
だからこれを根本的に解消することが大切になる。
安直に考えれば、体を温めること。
これは入浴を頻繁にしたり、ショウガなど体を温める食材を多くとるようにするのと並行して、これからの時期にありがちな、冷たいものを飲んだり食べたりすることをなるだけ控える、という方法だ。
体が芯から暖まる温泉良くなどもできれば望ましいし、また単に湯冷まし(白湯)を毎食前、就寝時に200CCずつ飲んで内臓を温める方法も簡単でオススメになる。
そして運動を欠かさないこと。
この時期だからどうしても外出が億劫になってしまうわけだが、工夫と心がけ次第でかなり運動を進めることもできるはず。
ウォーキングなどの目的で、屋根のあるアーケード街や、地下のショッピング街を歩き通してもよいわけだし、決意次第で改善できるはずなのだ。
2.ストレスをためない。
逆に言うと、休むべき時間をきちんと作ってリラックスすることを心がけること。
梅雨どきになると日中なんだか眠気がとれない、という友人女子もいる。
結局自律神経が参ってしまって上手く体が休まないようになってしまうようだ。
だが睡眠をしっかりとっておけば、それ自体が免疫力をアップしてリラックスする効果があるから、特に仕事など、この時期は無理をしないで夜はスマホも止めてゆっくりした方が良い。
こういう梅雨の時期とか春先の天候不順などの時、鬱の症状とまでいかなくともそういう予備軍、プチ鬱みたいになってしまう女の一人が私になる。
でも周りの友人も同じような様子だし、同じ年代でかなり多くの方たちがこの時期よけいに落ち込んだ気分になってしまっているのではないだろうか?
お天気が晴れて景色が日差しに満ちていれば、それなりに気持ちも晴れ晴れするものだが、そうではないこういう梅雨の時期というのは、いわば自分の体や心の落ち込みを撃退する工夫が必要だ。
体を温めて、そしてストレスを解消しながらぜひこの時期を乗り切って頂きたい。
遠藤朱夏(えんどう あやか)