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心筋梗塞の前兆は肩の痛みなど全然関係ないようなものも!30代でも気をつけたいチェックポイント!

心筋梗塞というと、年齢的に自分たちは関係ない、と安心している方は多くないだろうか?
ところが事実は真逆で、30代でこの病気になって他界した有名人だっている。

その前兆も、じつのところ肩の痛みとか歯の痛みなど、素人目には全然心筋梗塞などという大それた病気とは思えないものも多い。

しかもそういう若い世代で心筋梗塞(若年性心筋梗塞という)にかかってしまうと、最悪の場合発作一発で死亡につながってしまう。
実に怖いのだ。
その前兆と予防、どうすればよいのか大切なポイントを見ていこう。

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若い年齢でかかる心筋梗塞は増加している!

なのでたかが肩の痛みだといって軽く見ていると、大変なことになる可能性もある。

その前兆もどんなものがあるか気になるが、以下のようなものがそうだと言われている。

・狭心症家不整脈などの心疾患関係の疾病
・胸、左肩、背中の痛み
・冷や汗
・吐き気や胸焼け

この中で何が一番注意すべきかというと、やっぱり狭心症になる。
狭心症は実際、心筋梗塞患者の実に9割が罹患していると言われ、その前段階のようなものだ。

なので狭心症特有の症状、つまり

・胸が締め付けられる感じがする
・動機、息切れがひどい

というのが主な症状になるが、それ以外、たとえば

・左肩から左腕にかけて痛みが走る

などの自覚症状がある場合は要注意だ。

狭心症の煩ったことのある人が、肩の痛みを覚えた時、単なる仕事のし過ぎによる筋肉痛だろう、というように考えてしまう。
これが典型的な心筋梗塞の前兆見逃しの一つのパターンとなる可能性もある。

でも過去に狭心症の経験がある人は、そういう歯痛とか左肩もしくは背中の痛みを覚えたら、軽く見ないで早めに病院で検診を受けることをおすすめする。

狭心症と心筋梗塞の違い、その原因は

なお、狭心症も心筋梗塞も、元は動脈硬化が原因によるものだ。

ただ、ふつうには狭心症から病気が進んだ結果心筋梗塞となるし、だから心筋梗塞の前には狭心症の症状が多くの場合見られるようになる。

心臓の表面を包むようにして張り巡らされている冠動脈が、そもそも心臓の働きを維持しているわけだが、この冠動脈に老化やなどでコレステロールが溜まったり、中性脂肪がついたりすることで動脈硬化が起こってくる。
これが進んで冠動脈が狭くなって血行が悪くなり、酸欠を引き起こすのが狭心症だ。

そしてこれがもっと進んで、環動脈内に血栓ができると、血行が完全にストップして壊死が生じたりする。
これが心筋梗塞となる。
死亡率の大変高い病気だ。
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若年性心筋梗塞が増加している理由

血管の老化というのは程度の差こそあれ、加齢に従って誰でも怒ってくるのである意味仕方がない部分もあるかも知れない。

だが、そのいわば“自然の摂理”に反するように30代、あるいは20代などの若い人たちにも心筋梗塞、その前兆となる狭心症、その特有の息切れや左肩の痛みや腕の痛みなどの症状を訴えている人が多くなっているという。

この原因はいろいろ言われている。
典型的なのは高血圧やコレステロール値の高いこと。
そして糖尿病だ。
喫煙もその原因の一つと言われている。

だが若い世代の人たちは、他にも考えなくてはならない要素がありそうだ。
一つにはストレス。
睡眠時間が不規則で特に短くなりがち。
そしてもう一つは、運動しない生活が長く続いてしまうこと。
あくまでも私見だが、若年性心筋梗塞にはこの3つが決して小さくない原因なのではないかと思う。

とにかくウォーキングをしよう!

考えてみれば30代の私たちもそうだが、若い世代の人たちにとってはなかなか自活しづらい社会になってきて、仕事も浮動するしそのスケジュールだって過密で不安定な場合が多い。

だから一昔前のように時間に余裕を取って健康維持だと言ってジムに通ったり、自主的に朝などにジョギングしたりするという細々した体への配慮はうっかり忘れがちになる、そういう習慣が広く蔓延しているようにも思う。

だから、あらたまって運動するような格好や意気込みをあえて求めるわけではないが、ちゃんとミになる運動をこまめに、そして短時間でも効果的なものを毎日継続することで解消できるのではないだろうか。

そういう風に結論として行き着いた時、一番簡単にできる、身近な運動としてはやっぱりウォーキングだ。
ジョギングと同じ有酸素運動であり、ジョギングよりもきつくないので、継続して行うことも出来る。
心肺機能を徐々に高め、心筋梗塞の元となる動脈硬化を改善することが大切だ。

そして脂肪燃焼も出来るし、ストレスの解消を含め、下半身の血行も改善できて代謝も良くなると言うのがこの運動だ。
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注意する点としては、ウォーキングは毎日必ず30分行うこと。
これは始めてから20分後に脂肪の燃焼は始まるためだ。

また、なるべく食後2時間経った時点で始めると、ちょうど血糖値の高い時間を狙ってそれを下げることが出来るのでおすすめだ。

それから、あくまでもなるべく毎日続けること。
一日30分のウォーキングを、時間がないからと言って週末に1週間分の時間つまり3時間半を全て持ってきて行っても余りよい効果は得られない。

もちろんこうした運動以外に、普段の生活習慣、つまり喫煙や食習慣などを見直すことも大切だ。
喫煙を避ける、肉食を控えること。
栄養バランスの良い食事を心がけることが主なポイントとなる。

現代社会は確かに運動の必要を忘れるくらいめまぐるしいし忙しい。
だからといってそれにかまけて運動しないでいると、いつの間にか負の借金として自分の体を損ねてしまう。

Jリーガーの松田直樹選手が34歳の若さで心筋梗塞(急性心筋梗塞)を発症し、無くなったのが2011年のことだ。
プロのスポーツ選手でさえ、やはり発症する時は発症する。

この事実を重く受け止めて、ぜひ予防と早期発見に力を入れていただきたい。

遠藤朱夏(えんどう あやか)

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