浮気する男とその血液型には、関係があるとよく言われる。
浮気する男が悪いのか。
そんなことをされる女の方がスキがありすぎなのか。
それとも両方なのか?
という風に、浮気のことでは女を30年やっていれば結婚していようといまいとそれなりに経験を積むことも多くなってくるものだ。
よく言われる血液型と男女の相性とか、それと同じように浮気と血液型が一定の関係を持つことを知っている女性も多いはず。
だがこれは知らないだろう。
そして、知っておかないとやっぱりまずいんじゃないのだろうか?
という様なポイントがある。
浮気する男になまじ惚れてつきあって、他の女性に取られるのはイヤだ、と思う方はぜひごちょっとご覧になっていただきたい。
血液型で浮気する男だと判定するのは変?
そのポイントというのは、3つの法則と私はあげているのだがそのうちまず一つ目の法則。
浮気しやすい血液型、浮気の多い血液型、という触れ込みで、ある血液型の男性はことのほか浮気する男だ、と注意を呼びかけるような情報が流れていることがある。
たとえそうでなくても、そういう血液型の男性は要注意だ、といわれていたりするのだが、まずこれがちょっと待った、だ。
そもそも浮気の多い血液型、というのはどんな見方でそうなっているのだろうか?
日本人だけでくくってみれば、一番割合の多いのがA型で、日本人全体の4割を占める。
次にO型の3割、B型が2割、そしてAB型が一番少なく1割となる。
B型の人にはちょっと申し訳ないが、よく浮気する男の血液型として代表格になってしまっているこの血液型の男性。
もしもB型の男性に浮気が多い、という場合、どういう観点で多いというのだろうか?
日本人の男性全体の内で、B型男性が浮気に走る人数が一番多いのか?
それとも、
B型男性のみをさして、そのうちに浮気する比率の高さが一番高い、ということで浮気が多いというのだろうか。
すごく漠然としていて、誰もわからないんじゃないだろうか?
もしも日本人男性全体をさして、一番浮気が多い血液型という場合、もしかしたらA型かも知れない。
なぜなら、血液型の占める割合が一番大きいし、その中で浮気する男性の数を考えれば、一番多くても当たり前になるはずではないだろうか?
別に私は変にB型男性を擁護しているつもりはないが。
ただ、こういう風にして、合理的に、そして客観的に見れば、世間で言われている情報には結構アナがあったりするものではないだろうか?
だからまず、この統計のし方とか、考え方の基準をあらかじめ整理する必要がある。
そうでなければ正直なところ、特定の血液型だけをあげつらうのは根拠のないこととなるはずではないだろうか。
より目立つ浮気の仕方で、一見浮気が多いと見なされることも
ところがこれもよく言われることとして、浮気する男はすべての血液型の男性に起こる事でありながら、その浮気の仕方とか、隠し方そしてバレ方を見た場合。
一番女性達の感情を逆撫でするというか、ショッキングな浮気の仕方をして、そして一番「困った血液型」のように取られるパターンの多いのが、どうやらB型ということになっているようだ。
だからそういう人の心に感銘(?)を大きく残しがちな浮気の多い男性、それが結局B型ということになってしまうのだが、そんな印象の強いために逆にB型は浮気する男だ、という偏見がもたれてしまっているのかも知れない。
繰り返すが、どんな血液型の男性でも浮気する時はする。
間違いない。これが2つ目の法則だ。
ただ、そのやり方、女性に対しての隠し方が巧妙なのか、ずるがしこいのかえげつないのか、そういうとらえられ方の違いが血液型による方向性の違いと兼ねあって広まっている、ということになる。
だいたい大まかには以下の通りになるはずだ。
A型男性。
A型男性の浮気の仕方は緻密。そういうそぶりすら見せず、浮気中でも本命の彼女には以前と同じように接している。
だが反面、それだけ周到になるため、浮気相手との関係も相当深みに入ることも多くなる。
だからばれた後で相当深刻な関係破壊が起こってしまうし、一気に破局にもつれることだって少なくないはずなのだ。
O型男性。
これに対して独占欲が強いというO型男性は、いざ浮気になると逆に後ろめたさからそういう“俺だけを見ていろ”的な主張が弱くなって妙に寛大になってくる。
でも同時に浮気の隠し方もA型よりは遙かにヘタだから、寛大になってきたら浮気とすぐわかるような素朴さが特徴だろう。
B型男性。
そしてB型はとにかく明け透け。
つきあっていてもしゃあしゃあと道行く女性に目をやったり、平気でアイドルや美人女優のかわいらしさ、美しさを賛美したりすることもある。
そしていざ浮気になると、一番隠し立てのヘタなB型は自分でもそれがわかっているので、あっさりと他の女性が気に入ってしまったことを本命の彼女に打ち明けたりするのだ。
一応世間に広まっている主立った血液型の男性、その浮気の特徴を並べてみた。
だがここまでの情報、よくよく考えてみればこれもちょっと変だ。
そもそもそういう杓子定規にある血液型の人がそういう行動しか取らない、そう言い切って良いものだろうか?
確かに傾向的なものは幾ばくかあるかも知れないが、それは一つ目のポイントで指摘したとおり、統計の仕方によっては現実とかけ離れた偏見になってしまうことだって大いにあり得るのだ。
たとえばB型の男性について、上のような明け透けな態度をよく言われるが、ごく最近『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音さんが元妻に対して、他に好きな人ができたなどと堂々と不倫宣言のようなことをやってのけていることがあった。
彼はA型だ。B型などではない。
相手の性格は相対的にしかわからない?
三つ目の法則として、あの血液型はこういう性格だから問題だ、この血液型だったら大丈夫、とい宇判定をして、そういう血液型の男性ばっかり追い求めている女性が私の周りにもいなくはない。
また、確かに私も自分なりに感じるのだが、そういう情報にはやっぱり惑わされることだってある。
だが注意しなくてはならないのは、
じゃあ自分の性格はどうなのか?
ということだ。
恋愛でお互いに認め合う性格はあくまでも客観的に白黒つけられるものでなくて良い。
あくまでも独断で極論かも知れないが、まず二人が二人だけの世界で認め合うことが先になってくる。
そうした場合、こちら側から見た彼氏の性格が、果たして自分にとって好ましいのかそうでないのか、それが一番大切になる事ではないだろうか?
結局のところ、血液型がAだから、Bだからと上から目線のように決めてしまって、一番大切になるはずの
『自分自身との相性の良さ』
それを外してしまうのは、結局自分の視野を狭くして、恋愛のチャンスを狭めてしまうことになりかねないのではないだろうか。
そもそも相性がよいか悪いか、というのは血液型以前に、しばらくつきあってみたりして、それを感得するはずなのだが、そういう経験を積む機会を切り捨ててしまうようなものだ。
そうなれば婚活の機会も自分で奪ってしまうことにもつながる。
そういうわけで。
血液型で浮気する男がわかるのかどうか、浮気の仕方がわかるのか?それなりに根拠のあることかも知れないが、少なくとも男性はそこまで単純化してみることはできないし、B型の男性にも非常に誠実な人だって多い。
まずは自分の色眼鏡を改善すること。
結論的に言えば、一番出会いのチャンスを少なくしているのは、そういう男性達ではなく自分自身かも知れない。
えがみななみ