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できちゃった婚の原因と後悔はワンセットでやってくる?どう考えてもおすすめできない3つの理由!

できちゃった婚が年々増加しているということだけれど、その原因をつくるのも二人の男女、そして後で後悔するのも二人の共同作業。

できちゃった婚している人も多いし、全部が全部下心や欲望に負けたことが原因とまでは言うつもりはない。
だがそれにしても現実問題として、後々大きく後悔するのができちゃった婚の特徴だとも言えるかも知れない。

何とかしてそういう結婚をした人たちの将来が幸福であることを願っていても、現実は甘くはない、ということなのかも知れないがそういう先々のことを考えればやっぱり手放しでおすすめできないようだ。
その理由を3つ、挙げてみたい。

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できちゃった婚の8割が5年後に離婚

まずこの事実をよく見つめていただきたい。
これがまず一つ目の理由となる。

何もできちゃった婚したカップルが全部後悔していたり、その原因を後になってお互いあげつらって責め合いになるわけではない。
どんな形であれ結婚となれば二人の間の合意がなければできないし、そこにはちゃんと愛情だってあったはずだ。
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できちゃった婚で結婚したカップルは、結婚の全体からして今や25%。
20代前半では6割、10代では何と8割がそうだという統計もある。

だが逆に、厳しい現実としてそうしたカップルのうち、8割は5年後に別れている。
つまり早々と離婚しているのだ。

そしてそれに輪をかけることとなるが、その中からシングルマザーになる、つまり母子家庭になってしまう確率は6割となる。
要するに、非常に別れる原因が大きく、確率が高くなるのができちゃった婚なのだ。

私が結婚当初から原因と後悔がワンセットになっている、というのはこういう事実に基づく結論だ。

できちゃった婚がなぜ離婚に結びつきやすい原因になるのか?

なぜできちゃった婚が早々と離婚に結びつきやすいのか?
容易に想像付く人もいるかもしれないが、まずは双方の家族の賛成を受けての結婚ではない場合が多いというのがあげられるだろう。
だから家族の援助を受けることができない場合も多く、経済的に大変不安定だということだ。

そしてもう一つは、
『別れる前に結婚してしまった』
ということがあげられるだろう。

どういうことかというと、結婚するためにはふつう、恋愛してある期間交際し、お互いを冷静に見つめ合いながら本当に一生をともにできるかどうかということも見極めていく必要がある。

ところができちゃった婚は、このプロセスがまるごと落ちているケースが少なくない。
なのでお互いの性格の不一致とか、あるいはうがってみれば夫婦生活の不一致など、後々重大なことに気づいてしまう。
そしてしまった!と思ってしまうのだ。

厳しい経済状態と周囲からの不信感

だから家族の賛同や世間の不信を買いやすい、そして経済的に困窮しやすい、これらが後2つの理由となる。

もちろん中には恋愛の期間をたっぷり取っていることも多いけれど、結局は自制心がかけていた、無計画、避妊を上手くできなかったなどという、いわば二人の生活力の不安とか、欲望のままにあの二人は動くのでは?などという不信感を周囲に植え付ける元ともなる。
そういう原因をつくるのが特質とも言えるのだ。

よく世間体が悪くなるのでできちゃった婚を勧めない、という意見も見かける。

確かに長期にわたって間接的に二人の家庭生活に響いてきそうな原因ではあるけれど、現実問題を考えれば、経済状態も整わないのに子供を持つ、家庭生活に入るということ自体の方がよほど直接的に離婚の原因ともなり得ることだろう。

また、双方の家族の意向を無視していわば“自分たちの勝手にくっつくことを推し進める” ことが長い目で見れば後悔先に立たず、ということわざの通りになることも多いかも知れない。

いずれにしてもそういう現実的な、そして心理的な圧迫が常について回るのができちゃった婚と言えるのではないだろうか。

できちゃった婚はあくまでも窮余の策として

ただ、今の世の中を見てみれば、101代20代はともかく、アラサー以上になると著しく結婚も難しくなってくるし、それこそそういう若い世代とは逆に、じっくり相手を見つめすぎて時期を逃したり結婚し損ねてしまう場合も少なくない。

ある意味こういう私たちの世代を見るに付け、理性によって落ち着き払ってばかりいるのも善し悪しなのではないか、などとも思うのも確かだし、それはそれで別な意味の後悔がたつときだってある。

ただ、できちゃった婚はやはりこの隣人社会の強い日本の中ではどんなに思考の自由化が進んだとしても、メジャ-な結婚のパターンになることはないかも知れないし、なったとしても相当先の話だろう。
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だが一方、ときとしてそういう結婚の仕方が唯一の方法として考えられるときだってあるし、そこまでストップをかけるのもどうかと思う。

たとえばあまりにも伝統的な家社会の気風が強く残っているような地方などでは、身分や格式などが先立ち、それによって家柄の異なる者同士の結婚ができないなどという悲劇があったりする。

自分たちの生まれ育った家の伝統や格式に従うのも一つの考え方かも知れないが、合理的に判断してそれをあえて捨て、いってみれば子供を先に造ってしまうという「既成事実」を結婚の理由として前面に押し出してしまうのも一つの方法なのかも知れない。

もちろん家族からのサポートや助けはおそらく得られないだろうから、そのあたりは本当に自己責任だろう。

そしてまた私がこのタイプの結婚をおすすめしない理由の最たるものとして、上の理由の他、生まれてくる子供の幸福、という重大なファクターがある。

離婚率のきわめて高いできちゃった婚で生まれた子供が多くの場合直面するのはそういうわけで両親の離婚、そして場合によってはその多くがシングルマザーの元での家庭生活となる。
どんな子供であれ、両親が離婚せず長らく夫婦で居続けて欲しいはずなのだ。

できちゃった婚を全面的に否定するつもりはないが、離婚となるといつも後回しになりがちな子供のこと。

養育費とかそういう問題は別として、子供たちに必要なものを夫婦として与え続ける義務がある。
少なくとも私自身そう信じている。
離婚に至る前に、それをぜひ自分たち二人の間のこと以上に見つめていただきたいと願ってやまない。

山口昌子(やまぐち あきこ)

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