彼女持ちの男性からデートや食事に誘われる、という一見あり得ないような経験をすることがある。
人により多かったりもするが、そうでなくてもそういうことをする男性は身近にいたりするものだ。
私は経験ないが、周りにはやっぱりそういう変な体験をした女性もいるし、そういうケースに出会ったらいったいどうしたらよいのか。
すぐに断るというのが筋かも知れないけれど、こちらも前から下心があったような男性だと逆にチャンスという場合もあるから難しい。
それに彼女持ちだから、そんな誘われるようなことがあれば何でもはねつけてよいかといえばそうでもない、という考え方もある。
彼女持ちなのに、その彼女とは別な女性をなぜ誘うのか
しっかり彼女持ちな男性に誘われる、というのは一番普通に考えれば、単ある遊び相手としてこちらを見ているとか、その男性がチャラ男だっただけ、という見方になる。
確かにそう考えられもするかも知れないし、本当にその男性が真実そういう性質だったらどんなに魅力的に見えても誘いに乗るべきではない。
それだけの話になる。
だが世の中は複雑で、彼女持ちだということをあなたの方でも十分わかっているのにあえて誘ってくるのは、それなりに理由がある場合もある。
そのときだけは、誘われることもむしろアリ、と考えることもできるだろう。
たとえばとして、その男性が今つきあっている彼女とうまくいっていない場合が一番典型的な理由となるだろう。
分かれる寸前くらいにまで関係は悪化、次の相手の女性を捜そうとしているような男性の場合、今カノに見切りをつけていると言うことも十分あったりする。
そしてあなたの方に粉をかけようとしていた、というような場合だ。
注意すべきポイントはやっぱり「本気であなたを誘っているのかどうか」
そういう一見立派な根拠(?)があるときには、確かにある意味彼女持ちという身分の男性に誘われるままにデートとか食事に行ったりするのもわかる気がするし、むしろお互いの将来を考える上でも積極的になる部分があってもよいかも知れない。
ただ、ここで注意しなくてはならないのはなんと言っても
「遊びとかむら気などではなく、本心あなたを好きになって誘っているのかどうか」
ということ。
これについてきちんとその男性と向き合っていくことが大切だ。
男性の本心はなかなか見えないし、特に二股や浮気癖のある人は知られることなく陰に隠れて本命や他の女性ともつきあっていたりすることだって多い。
このあたり、あくまでもそういう男性は誘われることがあっても応じないことだ。
そしてそういう見極めをするためには、なんと言っても面と向かって直に問いただしておくのがベストな方法になる。
そしてたとえば彼に向かって、はっきりと今の彼女と別れるよう“警告”すること。
「この先今彼女とは連絡を取ったり会ったりしないでほしい」
とか、
「本当に私のことが好きならば、今の彼女のところへ戻ったりいかないでほしい」
と、釘を刺しておくことが大切になる。
ただ、ここまですることは逆に彼を束縛しすぎてしまうことにもなり、あなたの印象を悪くすることにもなりかねない。
あまりくどすぎず、そして彼がいやな顔をしてきたりしたときには頃合いを見て矛を収めるのが大切なる。
誘われることを拒まない、もう一つの理由
そしてもう一つ、彼女持ちに誘われることを拒まず、あくまでも状況判断の上でだが応じていく理由がある。
どちらかというとこちらの理由の方が柔軟な思考の持ち方になるのだが、男性にもいろいろな性格の人がいたりする。
そういう男性との出会いを経験し、その上で交友範囲や人脈などを将来に向かって築いていくことも大切になる、という考え方がその理由だ。
この場合、必ずしも結婚とか将来を見据えて、とまではいかず、一時的な交際関係でもよいだろう。
もちろんそのときには濃厚な恋愛関係というわけではなく、どちらかというと友人同士の延長みたいな、あっさりした関係と位置づけていくとよい。
だから逆に相手の男性が、その気を起こして体の関係などを熱望してきたりしたらそこで完全終了してもよい、という考え方だ。
そのためには深みに入ってしまうのを避ける意味で、前もって
「友達としてならOKだし、食事くらいは一緒でいいわよ」
などとブレーキをかけておくこと。
少しでも男性の方で下心を出してきたらNGを告げるのもよいだろう。
恋愛のベースは「自然な男女の関係」が出発点に
私も会社勤めの時には、同僚男性の車で帰宅時に車で送ってもらったことも何度もあったりするし、別にそれ以上の関係になることもなく、親しい同僚男性のままだった。
そして結局恋愛とかにはならなかったし、元々その男性も彼女持ちだった。
でも後で考えてみれば、そういう自然な関係でいられることが経験となり、むしろ仕事とか人付き合いにも幅ができるものだ、というのが私の中の結論だ。
男と女の関係はそいういうわけで、同性同士の関係よりもバラエティが大きいかも知れない。
だからあくまでも私の偏見も混じっているかも知れないが、そういう男性関係も健全にあり得ると思うし、あまり男と女といっても恋愛がらみの関係ばかりではない。
そういうむしろ人脈的なことからも考えていくべきだろう。
もちろん男も女も、どちらのがわからしてもそういう何気ない関係から恋愛に発展するのもアリ。
でも恋愛もベースとなっているのはそういう「自然な人と人との関係」の延長。
そう感じている。
だから恋愛する相手がほしい、というのならばいきなり本丸を目指すのではなく、そういう普通の対人関係から始めるのが一番のアプローチにちがいない。
えがみななみ