友人の女性と付き合っている男性と、たまたま仲良くなってしまい、その流れで一夜限りの関係を結んでしまう。
友達の彼女には悪いと思ったけれど、自分だって元々その男性が好きだったから、というときにはそんなに罪悪感もないかも知れない。
だが、そうではなく、たまたま飲み会などで同席し、お酒が入った勢いでそれほど意識しなかった友人女性の彼氏と、そういう一夜限りの関係になってしまったらどうするだろうか?
友達の女性には心底後悔と罪悪感があるから本当のことは言えない。
まず当然だろう。
ただ、一夜限りの関係にしろ、単なる友達として多少とも付き合いのあった友人女性の彼氏とはいえ、人生は本当にひょんなことから出会いが開けてきたりしてしまう。
そういうややハードルを下げた目で見た場合、一体どう考えていけば良いのだろうか?
一夜限りの関係の関係を結んだ経験のある女性は1割!
元々友達同士の関係だったにすぎない友人彼女とその相手の彼氏。
だが一夜限りの関係をその友達の彼氏と結んでしまったことが後で発覚することは、何としても避けなくてはならない。
そうでなければ友達の彼女とはもう絶好を通り越して怨恨の関係にもなりかねない。
ただ、それでも実際にそういう一夜限りの関係を下経験のある女性というのは、ある情報サイトの統計によれば1割弱、具体的には8.7%ほどで、男性はそれよりも12%と、やや多めにいるという。
(「マイナビニュース」http://news.mynavi.jp/news/2015/06/23/050/ より)
こういう一夜限りの関係を結んだ人たちは、その言葉の通り「一夜限り」ですんだ、と曲がりなりにも関係を終わらせていることも示しているわけだ。
でも果たしてもともと友達同士の場合、それが元通りの関係になるだろうか?
一番疑問なのはそこなのだ。
そして、友達の彼女にその事実、果たしてバレないでいられるかどうか?
これも大きく疑問になっている。
結論を言ってしまえば上の二つの疑問、どちらも私は不可能、ムリ、出来ない、と思っているクチだ。
なぜならそんな関係、どうしても後々のお互いの気持ちに残るはずだし、またいつまでもバレないわけがない。
とりわけ相手が既婚者とかだったら、絶対に女性のことが気に入ったりすれば一夜限りの関係では済まさず、しつこくその後もアプローチしてくるものだ。
あくまでもOL時代の経験則から私はそう断言してはばからない。
私自身、そういう関係など持ったことがないけれど、私の周囲にいた既婚男性のしつこさとか、女性への気楽そうなアプローチを見ていると
「一夜限りの関係が出来たら、その後も無いわけないじゃん?」
としか思えないのだ。
一夜限りの関係を避けたいならお酒の席は避けること!なってしまったら腹を決めること!
そして同じく経験則から言ってしまえば、そういう一夜限りの関係になってしまうリスクが最大になるのはやっぱりお酒が入ってしまったときだ。
飲み会でも、飲み友達同士の集まりでも、アルコールが入ってしまうとどうしても人間開放的になり、理性も吹っ飛ぶようになってしまう。
とりわけ普段はガチガチに固そうだ、と思えた同僚女性が、私の友達でもあった同僚男性とそういう関係になったのは驚いた。
理由は分からないが、普段はよそよそしい彼の方からずいぶん甘い言葉をかけられたらしい。
それが新鮮な驚きだった、今までそういう言葉を男性からかけられたこともあまりなかったらしい。
友達の同僚男性の方も元々それこそ一夜限りの関係でいいかな、と思っていたようだがなぜか意気投合。これが笑える!
その一夜限りの関係からスタートしたと思ったらトントンと交際が進んで結婚にまで行き着いてしまった。
こういう風に、本当に真剣交際や出会いのきっかけ、結婚へ向けてのチャンスになることもあるようだ。
思えばまれなケースかな、とも思ったし、ある意味奇跡では無いだろうか?
(爆笑)
でもその彼女、たまたま他に付き合っている男性もいないような独身女性だったからまだ救われた、ということも言えるはずなのだ。
もしもその相手男性、既婚だったり、その彼女の友達に付き合っている女性がいたりしたら、それこそ大事件になる。
破局や離婚だってあり得るし、またよくある話だが、お酒の勢いでそういう一夜限りの関係になってしまうようなときには病気の心配とか避妊とかに気を回していないものだ。
だから、心底一夜限りの関係で終わらそうという気持ちであっても、後で大変なとになることだって多い。
だからとにかく一夜限りの関係で済まそうというときであっても、絶対に後で普段通りの友達の関係でいられるというのは期待薄だろう。
それよりも、そういう刹那的な関係を考えている場合であっても、お酒の入る前にしっかり覚悟を決めておく必要がある、と思うのだ。
つまりその後に訪れる数々のリアクションやトラブル、あるいは新展開など、そこまでのことを覚悟している必要がある。
軽い気持ちで考えがちなことだけれど、その実大変重い「その後」が待っている。
これは間違いないだろう。
隠していてもいつかはバレること、そして友達の彼氏を奪うというケースもこういう場合に当てはまるはずだ。
そういう時には、友達の女性とはすでに絶交状態に入っても何も言えない。
そして後悔しかなくなる。
それならば、ということで、そこまで先のことを考えていく覚悟が必要だ。
私がこういう話を友人女子にすると、中には
「あんた深刻に取りすぎだよ」
みたいに軽そうなアラサー友人女子もいるけれど、あながち私は間違っていない、と今でも考えている。
出会いのきっかけも決していつもクリーンなものでは無いかも知れない。
けれどそういう出会いの仕方、そして交際から結婚への道筋も、結局は自分自身の決断と実行によるもの。
そこには絶対責任と覚悟が必要となるにちがいない。
そういうわけで、一夜限りの関係を全て否定するわけではない。
けれど、ともすると周囲の人にトラブルや不幸を招きやすい。
お酒の席では、ぜひ慎重になり、そういう覚悟でいていただきたい。
えがみななみ