年の差婚、しかも女性が上の結婚が密かにブームになるかも知れない。
親の反対は確かに大きいけれど、仲良く夫婦円満になる人たちが多い。
普通に男性の感覚から言えば年下の女性に興味が行く。また出産を考えれば年の差婚だとしても女性が上というのではなく男性が年長になるものだ。
だから女性が上の年の差婚はこういう自然な理屈に完全に逆行してしまうから、当たり前に親の反対は受けるしかない。
特に男性の母親だったら猛反対するはずだ。
でも円満で仲のよい夫婦というのは何にも代えがたい。
そういう可能性、私たちも知っておいて良いのではないだろうか?
年の差婚で女性が上の時、親の反対は覚悟すべきハードル
年の差婚で女性が上の彼女と結ばれたら、親の反対は真っ先に上がる。
普通に母親、というか女性だったらとんでもないくらいに思ってしまうことだろう。
場合によっては
「自分の可愛い息子をたぶらかした年増女」
みたいに怒り心頭に発する母親だっている。
私もその当事者になったらたぶんそういう心境になるかも知れない。
しかも年の差婚は周囲にはちょっと恥ずかしい。
女性が上だったらよけいそういう引け目を感じるかも知れない。
そして年齢的に出産の困難も憂き目に遭うかも知れない。
相手の男性がこのことをどれだけ知っているかは分からないけれど、誠実な女性だったらたとえすでに彼が知っていたとしても、改めて女性の方から口を開いて覚悟を聞いておく必要がある。
だがやっぱり何と言っても親の反対への対し方が一番大きなハードルだ。
結局相手の男性の親に諭される形で、自分が年齢的にその彼の結婚相手にふさわしくないなどの説得をされる中、結局諦めてしまう可能性だってあり得る。
それでも年の差婚を諦めるべきではない理由!
そういう親の反対から心変わりしてしまう女性もいるはずだが、でも、年の差婚を目指すなら、というよりも本当にその男性と結ばれたいと願うのであれば、逆に女性が上の年の差婚のメリットも大いに知っておいて損はない。
そしてそういうメリットをフルに活用すべきではないだろうか?
別にこれは私たち30代が、女性が上の年の差婚をゴリ押しさせるような気持ちから出たのではなく、様々に流れている情報から実際を想像したり考えてみた場合、十分に幸せで円満な家庭や家族を作っていくことができる。
そう思えるためだ。
その理由の第1は、年の差婚で一回りくらい女性が上だと、親の反対はさておいても、夫婦同士でケンカになっても少なくとも両者で最悪のとげとげしさにならないということ。
男女の立場が対等になってきている現在、いざケンカになれば即離婚、というケースにも発展しやすいが、女性の方が年長な分、社会経験が長いから頭から湯気を立てている年下男性の御し方は上手いことも多い。
また、女性の方も自分が年長な分、年下の女性を選ばなかった男性に対しては引け目も感じてしまうから、仲直りも早くなるようだ。
第2には、女性の立場としてそういう若い男性と結婚したことで、いつかは浮気に走られてしまうのではないか、という不安が消えないことが多い。
だがおもしろいもので、 そういう考えを抱きながら結婚することで、ある種の“諦め”もつくというのだ。
「いつかもっと若い女の子に走られてしまうかも知れないけれど、これだけは年齢を考えても仕方ない」
という風に、だ。
個人的に思うけれど、これはすごく大きなことではないだろうか?
なまじ普通の年齢関係の男女が結婚したときには、男性が浮気などに走れば家庭の中でとんでもない戦場が展開する。
女性も子供も途方もない不安と怒りに覆い尽くされてしまうのだ。
それを仕方がない、と諦められる度量を自分で持つ努力ができる。
それが年上の女性といえるだろう。
第3の理由は、実際にSNSを見てみればお分かりと思うが、そういう女性が上の年の差婚をしている方たちは、ほぼ同じように「幸せ」「夫婦円満」を語っていることに気づくはずだ。
これは絶対に見逃してはならない事実ではないだろうか?
もちろん親の反対、特に相手の男性の母親が嘆き悲しむことをすまなく感じている女性も少なくはない。
だがそういう引け目を元々持っているからこそ、ケンカや不快なことが夫婦の間に持ち上がったとしても自分の感情を変にぶちまけてしまうことなく、上手く収めて行くことができるのかも知れない。
そういう気持ちのコントロール、繰り返すけれど年上女性ならではのものだと思うし、まただからこそ親の反対がたとえあったとしても年の差婚が上手くいくことになるのではないだろうか。
このことからもう少し話を広げてみたいのだが、婚活などで相手を選ぼう、またよいで愛想したいと願うときに一番大切なものはやっぱり“心の通じ合い”ではないかと思えてしまう。
経済的な困難や出産の難しさ、または他のいろいろな問題などもよく考えて夫婦で力を合わせれば何とか切り抜けられるものが多いのかも知れない。
それをお互いに非協力的な態度のまま、別々なことばかりを主張していれば離婚の結末だってすぐ足元に寄って来てしまうのではないだろうか。
最後になるけれど、女性が上の年の差婚でも、親の反対を当然と考えてしっかりと受け止めておくように考えておけば良いのかもしれない。
軽々しく親の反対を考えることは絶対できないけれど、年の差婚でしかも女性が上の婚活市場も遠くない時期にもっと広がるのかも知れない。
私自身も痛感してしまうけれど、みんなやっぱり孤独。
だから、そういう心のよりどころ、特に男性が女性に求めるものは親の反対や、あるいは婚活業者の常識的な思考を超えて大きくなって行くのではないだろうか。
えがみななみ