付き合っている彼氏を嫌いになってしまってしょうがない。
だのになぜか別れられない、という女性は多い。
別れられないのはいろいろな理由があるけれども、そんな理由がどうあれ、彼氏が嫌いだという自分の気持ちといつまでも付き合うハメなってしまう。
だからなぜ彼氏が嫌いなのか、という理由よりも別れられない理由の方がもっと深刻なものを含んでいる場合が大きい。
こういうときは本当に気持ちと理屈が堂々巡りになってしまって、自分で考えても分からないし、友人に相談しても難しい。
そういう時の悩みを、もしかして一刀両断に出来る解決方法というのがあるだろうか?
嫌いな彼氏と別れるのはカンタン? 別れられないのは自分の打算が邪魔に?
ただ、多くの場合、嫌いでしょうがなくなった彼氏と別れられないというのは、自分の立場だけで別れた時とそうでないときとを損得計算している事が多い。
その上で、別れることが損な感じがして、それが響いて別れられない事が多いのではないだろうか。
私たちアラサー以上の女性だったら、さしずめ将来への不安。
「嫌いな彼氏でも別れたら寂しくなるんじゃないだろうか?」
「年齢的にこの先新しい人にカンタンに出会えるのだろうか?」
「今別れたら変に恨まれたりするのでは?」
みたいな感じだ。
だがよくよく考えていただきたいのは、こういうものは全て自分を中心とした“打算”の産物になる事が多い。
女性の方でもこういう理由が頭をもたげて別れられない、と言うところまでは確かに同情も出来るかも知れない。
だが、嫌いになってしまった相手の彼氏にも将来がある。
あなたとはっきり別れることによって、新し出会いを他の女性に求めて結婚して家庭を築かなくてはならない、そういう義務もあったりするはずなのだ。
嫌いなのに別れられないのは自分のエゴという部分も?彼氏の将来も大切に
だからあなたの方の都合だけで
「嫌いだけれど別れられない」
と言い続けて別れないのは、相手の男性の将来をも自分の元に縛り付けている可能性もある。
これに気づいたりしているだろうか?
時にはバッサリとこれ以上付き合えない、と分かったらきっぱりと別れる。
同時に彼氏に将来への道を別に作らせてあげる。
そういう気持ちもあるべきなはずだ。
恋愛というのは二人の共同作業。
自分サイドだけの都合や幸せを考えるだけでなく、自分のエゴが出すぎている、と思い当たる時があるのではないだろうか?
相手の男性の将来のことをも飲み込んで、それを考えて見たら別れるのも意外とカンタンになってくるはずだ。
別れるかどうか、「どうしても別れられない」と嘆く前に考えを巡らしていただきたいのはこのポイントになる。
それが出来た上で、次の2つの事を考えてみるとよい。
冷静になれたらそこで考えてみる
恋愛関係も長くなるにつれて、お互いに不満がつのることも多い。
そうするうちにやっぱり今まで好きだった彼氏のアラがクローズアップされて自分の神経に障るようになる。
でもそういう風に、心がフラットになってきたときに、初めて愛とのことを冷静に見つめることも出来るようになるはずだ。
彼氏のことが嫌いになる、というのはある意味そういう冷静な目でその男性を見ることが出来るようになってきた、ということ。
今までのように盲目的に好きな人ではなくなっていると言うことだ。
と同時に、自分にとってこの男性はどういう存在だったのか?
一時の楽しい思いのために必要で交際しはじめたのだろうか、それともずっと将来を一緒にいられると思うことが出来る相手、と映るのか?
それを数日かけてじっくり自分に問いかけてみるとよい。
人にアドバイスを受けてもよいだろう。
そうやって懸命に考えた結果、まず一つ目として、どうしても別れた方が良いと思うしかないようだったら、別れられないという自分の感情も客観的に考えることが出来てくるだろう。
そしてその時きちんと大人として自分の未練や将来への不安を整理していけば良いのだ。
嫌いだと思い込んでいるだけの場合も?相手の魅力を認めて別れられない時には
そして二つ目として、結局嫌いなのに彼氏となぜか別れられない、その理由が確かに男性が自分にとっていまだ魅力を光らせているから、と言う場合があったりする。
その時には「仲直り」の手法を探ってみたらいかがだろうか?
仲直りと言っても面と向かって謝ったりする様なものではない。
付き合っていた彼氏が嫌いになったという原因には、いろいろと彼氏のアラが見えてそれが自分の気に入らない、と言うことが多い。
だがそればかり考えていると、やっぱり彼氏に対して色眼鏡で見てしまうような部分もある。
人間は短所もあれば長所もあるはずだ。
だからそういう場合、彼氏について「良いところ探し」をしてみることをぜひオススメしたい。
その上で、二人の関係を取り持って良好にする方法に“褒め言葉の活用”がある。
さりげなく彼氏の良いところを褒めてあげるのだ。
いくら嫌いな男性でも良いところの一つや二つはあるはず。
それが見えているからこそ別れられない場合、その長所を褒めてあげるとよい。
人は褒められると脳内にドーパミンをつくり、それで幸福な気持ちになれるものだ。そういうポジティブな気持ちになった彼氏が、あなたに対してネガティブなリアクションは起こしにくくなってくる。
この結果、お互いに楽しく嬉しい気持ちになれるものだ。
だからちょっとした褒め言葉、「良いところ探し」でそれをことあるごとに投げかけて関係の修復を模索してはいかがだろうか?
謝ることもしないで仲直りできる、これが私の言う「仲直り」の手法になる。
彼氏も自分も同じ人間同士、お互い好きなときもあるし嫌いになるときもある。
別れられない時にはむしろまだ、そういうヨリを戻す方法があるのかも知れない。
さっさと別れるのも方法だけれども、人間そんなに単純でもない。
せっかく縁があって出会った二人。
別れるにせよ、それを大事にして、自分の成長するのに役立てていただきたい。
えがみななみ