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元彼と復縁する前兆なんだろうか?不思議な再会に心が躍るのをためらうことも

元彼と別れた経験のある方は多いだろう。
そして元彼との甘い時間を思い出し、泣いてしまう方も少なくないと思う。

ところがそんな未練の残る元彼と道でばったり再会したことが私もあって、その偶然というか不思議さに、なにか復縁の前兆のような知らせを感じたことがある。

元彼と別れたのがどんないきさつなのか、人それぞれかも知らないが悲しい別れ方だったりすると、よけい思いがつのるものだ。

もしもそんな風に偶然に再会したりしたことがあった時、あなたはどうするだろうか?
元彼に復縁を迫られるということも場合によってはあり得ることだろうし、本当にそういう前兆と言うことなのかも知れない。

そういうとき、本当に復縁を実現させて良いのか悪いのか。
心が動くこともあるとは思うけれど、このことについて様々に考えてみたい。

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悲しい別れ方で夢の中にまで見た元彼であっても、すぐに復縁するかどうかは別物

はっきり言って、元彼と何の偶然にせよばったり再会したとしても、それが復縁の前兆だとひとからげにして考えるべきではない。

たとえそういう前兆だとしても、一息置いて今までの二人のいきさつを冷静に考えること。
これはまずはっきりとお伝えしておきたい。

その参考と言ってはどうかと思うが、実際私がそういう風に元彼と偶然再会して、向こうからそういうことをほのめかされたけど断った、それをちょっとお伝えしてみよう。
微妙ないきさつなので誰にでも当てはまるケースではないにしろ、何かの参考にしていただきたい。

私が実際に元彼と偶然会ったのは、二人がよく利用していた都内のホテルだった。
勤務先で移動により地方に出向となった元彼とは出向の数日前に利用したきり、そこに私も長らく行くことはなくなっていたし、実際もうその元彼は、出向先で知り合った女性と同棲する中にまでなっていた。
実際に彼自身がメールで知らせていたことだ。

その元彼とばったり出会ったのは、そのホテルのラウンジで、私が会社のお客様を接待する際行くこととなった。

だが底は紛れもなく、よく二人でくつろいだ場所でもあった。
底にたまたま元彼も訪れていたというわけになる。

お互いのメルアドや携帯番号はまだ親しかった時そのままに残っていたため、後でなぜ彼がそこにいたのかを問いただしたところ、私と交際していた時のことを思い出したかったためだとのこと。

「でもあなたもう他に彼女いるんでしょ?」
と私がなじったところ、どうやら新しい彼女が浮気して、それで振られてしまったらしい。

ホテルであった時、私はお接待で表面上はニコニコ作り笑いをお客様に向けながら、元彼の方も気になって仕方なかった。
その後上のようなやりとりが少しあった後、どちらからだか復縁の話を遠回しにほのめかしていた。
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確かに元彼の方でもまさか二人で以前よく利用していたホテルとはいえ、こうも千載一遇のように偶然ばったり出会うというのは、何かそういう前兆のような気がしたことだろうし、実際照れながらも彼は携帯でそう語っている。

ただ、はっきり言って私にはそういう気持ちを素直に受け取ることは出来なかった。
というか、ためらってためらった末、結局復縁を断っている。

元彼と別れた理由は、たとえば私の知らないところで他に彼女がいたとかいう浮気のためとか、遊び癖があったり性格の不一致が著しいということではない。

自分でも不思議に感じるのだが、何だか元彼と付き合っていた時に感じたこととして、心の中に寒風が吹いていて、安心して頼り切れないところがある、好きになりきれない感じが残っている。
どうしてもそんな風に感じたことがある。

もちろん彼が出向でいざ別れなくてはならなくなった時には私も泣いたし、本当に悲しいと感じたものだった。

だがその後出向先で、彼は新しい女性と同棲する仲にまでなっていて、そのときには間違いなく私のことなどすっかり忘れてしまっていた。
これは間違いない。
そしてこれもメールで伝えてきたことだが、結婚まで約束していたらしく、はっきりとその時点で私には別れを告げていたのだ。

おそらく私が彼に感じていた一連のそういう心の空しさのようなもの、付き合っている最中に口にこそ出さなかったけれど、元彼もそれとなく気づいていたのだろう。
そして、結局のところ私は自分にふさわしくない、他の女性を見つけていっしょに過ごしてみて、それで新しい将来を考えようとしていたのではないだろうか。
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天罰だかなんだかわからないが、その後しばらくすると彼女と上記の通り、元彼も新しい彼女に浮気されて別れたようだ。

そしてその後、元彼を振った彼女は新しい彼氏と結婚したらしい。

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元彼から復縁を迫られても、出来ないものは出来ないときっぱり拒絶

私も元彼に復縁を話されて一時は迷ったし、私自身いまだ思い続けていて、元彼を夢で見るようになったことも事実だ。
夢を見て、そして偶然再会するなどと言えば復縁の前兆なのか?
確かに私もそういう思いに駆られた。

だが、果たして元彼は本当に私にふさわしい男性だったのか?
それが幸か不幸か、彼が遠方に出向することでしばらくの間距離を置き、それで冷静になれたことですごく客観的に彼との関係を整理することが出来た。

そういう元彼を再び振り切ったのは私からで、悪いと思ったけれど一方的な告知だった。
結局のところ、よくよく振り返れば元彼には一人の女性に一途になる、そういう男性ではない。

浮気性とまでは行かないにしても、彼が新しい彼女と同棲を始めたのは出向してまもなくのことだったし、それを隠さずに私に話す。
正直さが取り柄とはいえ、相手の女性の気持ちがどういうものなのか一向に気を配る気配もなかった。

元々元彼には、何でも自分の意になる、と考える傾向があって、それは私とのデートの最中でもまま見られた性癖だ。
私が困っている時に同情を示すようなそぶりも見せるが、大概はつくりだった。

そしてやはり後で冷静になって元彼の夢を見た時のシーンを考えると、私はそんなに楽しんでいたわけではない。
そして再会した時は単に驚いただけ、冷め切っていた。
だから、いわば復縁をはっきり断るための前兆が、私の仲でできあがっていたと言えるかも知れない。

こういう時、念を押して言い置きたいことがある。
それは自分の婚活が上手く行っていない、だからといってそれに負けないでいただきたいのだ。

確かに元彼と別れた私は、今に至るまで新彼の一人も出来ず、かといって婚活もうまくいかないまま今に至っている。
結婚したくないわけではなく、婚活パーティーなども月に何度となく足を運んだりして、その都度同席した男性の中に結婚相手を探したりしている。

いまだ思い通りの男性に巡り会えないと言うことを筆頭に、確かに婚活も恋愛もうまくいっていない。
元彼とヨリを戻そうという行為は一見簡単に結婚出来そうだが、決して最上の方法にはなり得ない。
あるとすれば体調を整え、ストレスをため込まないことなど、いわば“次善策”にとどまるのだ。

それよりも別な出会い、新しい恋愛をうまく実現させること、そして結婚に結びつけること。
その方がより未来へ向かって建設的といえるはずだ。

これをどうにかしないことには、なかなか元彼ときちんと吹っ切れることにはならないのではないだろうか?

復縁は必ず冷静に多くのことを考えて受け入れること

もちろんだからと言って復縁を全て拒絶すべきだ、等と言うことではない。
すべき好ましい復縁も大変多いのも事実だろう。

ただ、どんな場合であっても、一度別れた相手とヨリを戻すには、なぜ別れたのかその理由を十分考えて、本当にヨリを戻すことが正しいのかそうでないか、自問自答していただきたい。
努力して解決できるのは自分でしかない。

いくらあなたの周りに親身に相談に乗ってくれる良い友人や知人がいたりしたとしても、二人の間のことは他人に知り得ない、響かないものもある。
その分自分自身がしっかりしている必要があるのだ。
私の経験から言ってみれば、以下のように言うしかない。

よい男性と巡り会えること。
考えてみれば本当に難しい。
自分の計画ずくで行くものではない。

逆に私のように女性関係がどうもおかしげな男性としか巡り会えない人も中に入るだろう。

そのような危険を避けるには、やはりヒューマンウォッチングをきちんと積むこと。
心を許せる男性をしっかり見極めること。
それしか言いようがないだろう。

夢の中で出会ったり、おかしげなところでばったり再会というのはある意味自分の男性運、男性関係の不備を突かれているのかもしれない。
自分の弱さが明らかになっている、その表れとも取れるかもしれない。
でも、将来を考えればそんな夢を笑い飛ばして頑張るしかないだろう。

山口昌子(やまぐち あきこ)

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