草食系男子というのが今の男性の流行かもしれない。
そんなタイプの男性から、脈ありサインとかメールをうまく受け取る方法を私の体験からちょっとお話ししよう。
以前私が短い間に付き合っていた男性がまさにそういう草食系男子で、なんだか煮え切らない、私が右と言えば右、左と言えば左、というようになんだか積極性のない、言い方が悪いけれど女性に頭の上がらなそうな男性だったことがある。
でもそんな彼でももちろん魅力があったし、すごく性格が素直だったので合う度に私は心が和んだものだった。
そんな中でメールのやりとりもよくしたものだが、一定の特徴があるし、また中には「それでも私に好きと言っているつもりなの?」と疑うようなメール内容まであった。
でも彼は彼なりに精一杯だったし、そんな彼のメールをちゃんと受け取り、言外の意味を読み取ることではっきりと脈ありな内容を押さえたし、そういうことがわかった時はハッピーだったのは間違いない。
そんな草食系男子のメール
草食系男子のメール内容はほのぼの!一見脈ありに見えないかも
私も実は去る中朝企業のマネジメント職にいた時があって、若手の女性部下とともに男性の部下を持っていた時があったのだが、なんだかもしかすると、そんな勤務時の態度よろしくその元彼を牛耳ってしまっていたかな、等とも思ってしまう。
デートで一緒に歩いても、私を好きな女性として扱っているのかいないのか、こちらが不安になるような場合もあった。
恋愛になれていない、女性の扱いはヘタだとつきあい始めの時から直感していたところがあったので、当初から私の方でデートや旅行の行き先や落ち合う場所などを逐一選んだり決めたりしたものだ。
それで彼が不満を言う時があったか?
無いと言えばウソなのだが、いったんデートの日時や場所などを決めた後、後になっていろいろと理由をつけて携帯で変更を申し出てくるのが2回に1回くらいあったと思う。
面と向かってなかなかその場で言えないのか、必ず後なのだ。
でもそんな中でも彼が私のことを好きだという感情があるのは、なれてくるにつれてわかってくるようになった。
そしてそんな彼の気持ちが一番はっきり出るのがメールだった。
これは間違いない。
彼にとってメールは自分の気持ちを一番はっきり表せるツール
そんな彼の脈ありメールは、脈ありなのはわかるけれど非常に間接的で空気のように穏やかだ。
実際メール以外で、直に彼と接している間はもっぱら彼の行為は下のようなものだった。
・こちらの服装やアクセサリーをほめてくれる
(彼にとっては最大のほめ言葉)
・今度一緒にどこか行きたいねと申し出る
(お泊まり含めて、一番積極的な内容)
・しげしげとこちらの手とか足とか、服装を眺める。
それでいて顔や目をあまり合わすのを嫌う。
これをどこまで恋人としての付き合いと認める女性がいるだろうか。笑
だがこんな草食系男子がいったんメールで脈あり内容の口火を切るとすごく饒舌な文書を書いてしまう。
「昨日はうっかり君のことについてちょっとプライベートすぎることにまでハナシを持って行ってしまってすまなかった。なんだか君と一緒にいると、すごくこちらもいろいろ話せる気持ちになってしまうんだ。決して君を軽視しているワケじゃないので心配しないでほしい。あまりよくはないと思ったけど、ちょっと昨日は君に近寄っていい匂いがしたのに気づいたよ」
彼のメールの抜粋。
抜粋と言うからには、これだけではない、この2倍の量、日によっては3倍くらいにふくれあがったりする。
メールの文の作り方はすごくうまいし、その中で脈ありの内容も確かに伝えてきてくれる。
このメールのやりとりがなかったらそれこそ私自身の方で彼との関係がもっと冷めていたと感じることになっただろう。
草食系男子から脈ありメールを引き出すコツ
ここまでくると、草食系男子との付き合い方としてどんな行動やパターンがふさわしいか、見えてくることと思う。
一番彼の脈ありな気持ちが伝わってくるのはメールだ。
デートや携帯でのやりとりになると、リアルタイムになってしまい、彼にとっては一番苦手なコンタクトの方法と言ってよい。
草食系男子の特徴として、じっくり自分の思いを正確に、そして詳しく込められるのはなんといってもこういうメールのはずだ。
そしてそのメールの中での脈ありサインを引き出すのは、女性の方からある程度積極的に動いて魅力を彼に気づかせ、そして自分とのやりとりが楽しめるように喜んでもらえるようにすればよい、ということになる。
たとえがまたよくないかもしれないが、ちょっとすねている園児に優しく付き合ってやる幼稚園の先生を思い出していただければよいかもしれない。
彼が表情に笑みを浮かべたり、ちょっと喜んでくれるだけでそれがもう脈ありになっていると言っても過言ではないはずなのだ。
その気持ちをいたわるように、こちらから積極的に相手の脈ありな行為を見せるように操縦すればよい。
男性の趣味を始め、彼が喜ぶ言葉を使ってほめてあげることを忘れない、何らかの都合で彼からの要望に答えられない時には心からゴメンナサイ、といってあげること。
この「心から」というのがすごく大切で、草食系男子というのはかなりこちらの行為や言葉について、そのウラの意味まで細大漏らさずにに知ろうとするものだ。
そういう彼と付き合うには、こちらもきちんと誠意で対応するしかないのだ。
私がこんな彼と別れてしまったのは、偶然のアクシデントと言うだけにとどめておきたい。決して一方が他方に何らかのよくないことをしてしまったというわけではなく、別れる直前まで彼はメールで私をいたわってくれていた。
そんな誠実さが草食系男子はちゃんと備わっている。
そんな彼の心を開かせて、メールを中心にきちんと彼の心をつかんでいけるかどうかはひとえにあなたの努力、そして待つ姿勢を続けられるかどうか、ということにかかっていると思う。
なのである意味草食系男子との恋愛というのは、自分が試される出会いかもしれない。
私は不慮のアクシデントで彼という大事な男性と別れることになってしまったが、こういう男性なので、互いの関係がうまくいけば末永く伴侶で居続けることだって出来るに違いない。
そのようなわけで私の経験から付き合い方、メールの脈ありの見抜き方などをお伝えしてみたが、ご参考になれば幸いだ。
遠藤朱夏(えんどう あやか)