既婚者の男性が眩しくて、つい恋に落ちる女。
職場ではよくある話かもしれない。
既婚者男性の方も嫁を相手にしているから女の扱いには慣れているし、ちょっとイケメンの既婚者同僚や上司と恋に落ちるのは、ある割合のOLなら経験しているのではないだろうか?
だがそういう恋に落ちるケースは大抵実らない。
それどころか、独身女性だったら自分の男性関係に汚点までつく可能性がある。
だからなるべく傷が深くならないうちに何とかしてそういう気持ちを消す努力が必要になる。
実際、どうすれば良いのだろうか?
一般人の女は芸能人と違う?既婚者と恋に落ちる不倫行為は自滅行為!
だいたい改めていうまでもないことだが、既婚者との恋に落ちるということは不倫。
責任が相手の男性にあろうとなかろうと、そんな不倫行為に身を染めた女は、その事実を知られている限り一生浮かばれない人生になるというしかない。
愚かな行為なのはおそらく自分でも承知している。
だが、そういういけない恋だから、余計に燃え上がるというのも確かに事実だ。
本当に、すごく複雑だ。
芸能人でさえそういう不倫行為はいくらでも批判されることをご存知だと思うが、彼らはまだそういう人気商売でもある。
だから浮名を流して恋多き女を演じても、それが自身のネームバリューのアップにも繋がるために、ある意味歓迎もされるかもしれない。
だが私たちのような一般人の、しかも独身の女が妻子ある既婚者男性と恋に落ちるような不倫行為を働いたとしたら、少なくとも同じ勤め先などだったら異動や左遷、あるいは評価の上で大いに問題になる。
そして、それでなくともそういう女は、それと情報が知られている限り、既に自分の進退は極まった、といっても言い過ぎではない。
他人の家庭を破壊するような女にそれ以後何の縁談話も持ち上がらないだろうし、同性の仲間たちからは「危険人物」と見なされることだってありうる。
既婚者男性の嫁に対しては一生頭が上がらなくなるし、下手をすれば男性の離婚問題と絡んで裁判沙汰になる可能性だってあるわけだ。
そんなとんでもない現実の重荷が、不倫で既婚者と恋に落ちる女には付いて回る。
これが芸能人と大きく異なる。
だからそんな危ないことはしないほうが良いわけだし、もしも
「それでもあえて不倫を押し通す、ゆくゆくはその既婚男性を今の嫁と離婚させ、そして自分が一緒になる」
とまで揺るがないほどの決意にあふれているなら、もはや自己責任の範囲だろう。
元嫁や子供など、多くの人に大きな悲しみと迷惑が
それだけではない。
既婚者と恋に落ちるというのがどれほどに罪作りか?
どうしても恋に夢中な女だと周りのことが見えて来づらいものだけれど、しかしながら離婚した元嫁はもちろん、二人の間にできた子供。
少なくともこういう人たちというのは既婚者男性と不倫行為に及ぶことで、直接的な被害者になる。
直接的ということは、一番悲しみが大きくなるし、また特に子供にとっては自分たちを見捨ててしまった父親という事実を一生背負わなくてはならない。
そして間接的には、不倫がばれればそれが社内不倫である場合、悪くて二人とも退職を余儀なくされるかもしれないし、よくてもどちらか一方がそういう憂き目にも合うだろう。
恋に落ちるのは女の自由。
また、既婚者との恋もひとまずは自由と言いおくとして良いのかもしれない。
だが、甘い夢の後には非常に辛い不幸が訪れる。
それが自分一人だけでない、自分の意地を押し通した結果としていわれのないような人たちまでが被害を被ることとなる。
女というよりも一人の人間として、そういう風に無関係とも言える人たちを巻き添えにすること。
これもよくよく肝に命じておく必要があるだろう。
相手を忘れるのがベスト?その方法とは
だから一番大人の女としてそういう既婚者との恋に落ちるような危険を感じた時には、しっかりと正気を保ち続けているべきだ。
そしてできる限り、そういう既婚者を忘れようと努力するべきではないだろか?
安易に忘れる、という行為を指摘してしまうのだけれど、しかしながらそれをやはり実行していかなくてはならないはずでもある。
では実際、どういう方法で忘れるようにすれば良いのか?
それは、一つには距離を出来るだけ置くこと。
物理的に離れてしまうことだ。
同じ職場のためにいつも相手の既婚者の顔を見るのが辛い、というのならば、その中でできるだけ工夫や努力を考えて、まともに顔とか声が聞こえないようなシチュエションを作る努力をすること。
理想的には退職したり、引っ越して離れ離れになることだろうけれど、おいそれとできるわけではないだろうから、とにかくそれに近いシチュエーションになるように心がけることが大切になる。
もう一つは、自分が夢中になるものを他に見つけること。
稽古事や習い事でも良いし、思い切って暫くの間、一人旅や友人と連れ立って旅行し、生活と気持ちのリセットを目指すのも良いだろう。
また、テニスやアスレチックジムなどに通うのも手だ。
そしてあわよくば、そういう場所で新たに新しい異性との出会いを実現させ、今までの恋に落ちる自分を「上書き」してしまうことも良い方法になる。
独身の女の一人として私も同情ができないわけではないけれど、既婚者の男性になると普通の独身男性よりもどことなくすごくどっしりと落ち着いていたり、ひとまわり頼もしそうな感じもすごくするものだ。
私たちの弱いところは、そういう既婚者に出くわすとどうしても平静ではいられないことが多いかもしれない。
そういう自分に気づいてしまうことがあるし、気づいてしまった時点で、その後はますます恋に落ちる、深みにハマるものなのだ。
女であると同時に大人として、そういう時にこそ理性を働かせてより良い未来を目指していただきたい。
えがみななみ